シーバスは強い引きとスリリングなファイトを楽しめて、陸っぱりから大物を釣り上げる事も出来る大人気な釣りですが、中々釣れないで悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そんな人はシーバスをワームで狙う事で釣果アップに繋がります!
シーバスを初めて1年間全く釣れなくて挫折する人もいるほどで、下手すれば2年ほど釣れないなんてのは普通にありえる事。
そしてルアーの種類もかなり豊富で高価な物が多いのがシーバス釣りの特徴です。
ですが高価なルアーでどのようにしたら釣れるか想像しながら釣りをして、実際に釣れた時の快感を体験してしまったらもう辞められなくなってしまう程魅力的な釣りなのもシーバス釣りの特徴です。
高価なルアーを使って釣れる前に根がかりでロストしてしまったり、ルアーで釣れなさすぎてせっかく道具を揃えたのに挫折して辞めてしまうような事があったら非常にもったいないです。
そこで今回紹介するのはシーバスのワーム
- シーバスワームの使い方や、使うタイミング
- オススメのシーバスワームの紹介
- シーバスワームを使うメリット
- シーバスワームのアクション方法
コスパもいいシーバスワームでシーバスを釣り上げてシーバスのエラ洗いや、シーバスとのファイトを楽しみましょう!
【ワームで夜も釣れる】シーバスのスレ対策にはワームで決まり!
シーバスは警戒心の高い魚で昼に行うデイシーバスは視界がいい事などから「釣れにくい」とよく言われます。
逆に夜になるとシーバスの警戒心は下がり、ベイトにも油断が生まれるのでシーバスは夜に捕食活動を行う可能性が高くナイトシーバスは釣れやすいです。
そこで気になるのが【ワームで夜でもシーバスは釣れるのか?】という問題です。
アクションが大きくシルエットも大きいハードルアーは夜でもシーバスに見つけてもらえそうですが、ワームの場合はどうなのか?
そう考えてしまいそうですが、ワームも夜にしっかりと結果を出してくれます!
確かにハードプラグよりも波動の大きさやシルエットの見えやすさなどは劣りますが、時にはワームの方が釣果を出せる可能性さえあるのです。
そんなシーバスワームの使い方も含めて今回の記事で紹介していきましょう!
シーバスワームはスレ対策に抜群に効く!スレ対策にはワームで決まり!

シーバス釣りをしていて【スレてる】なんていう言葉を聞いた事はありませんか?
そんなスレたシーバスにワームは抜群に効きます。
釣り用語で【スレ】とは?
シーバス釣りは非常に人気で、シーバス釣りをするシーバスマンは釣り人がいる所が釣れるポイントだと思い、シーズン中に沢山の釣り人がルアーを投げまくります。
そのポイントにシーバスがいるにもかかわらず、沢山のアングラーがハードルアーを見せすぎて、プレッシャーを与えて釣れなくなってしまう可能性が多いのです。
そんなスレたポイントで活躍するのがワーム。
スレたシーバスにハードルアーを投げ続けてレンジやベイトサイズが合っていたとしても中々食いません。
ですが、スレているであろうポイントでワームを投げた瞬間、今まで静かだったポイントでいきなりヒットなんて事はよくあります。
シーバスがスレたポイントでのワームの使い方とは?

そんなスレたポイントでシーバスをバイトさせるにはワームを使うと効果的です。
ワームを使い、シーバスを狙うにはジグヘッドの重さ選定も結構重要。
重すぎるとすぐに着底してしまい、着底しないようにリールを巻くには早まきになってしまう。
逆に軽すぎたら潮に流されて上手くアピールできません。
海でも川でもその日の流れが違うので、日によって使う重さは変わってきます。
なのでひとつのポイントでもその日の使うジグヘッドの重さは毎日変えなければいけません。
ジグヘッドの重さを選ぶ目安として、ゆっくり巻いた時に底をギリギリ着かない程度の重さを選ぶべきです。
その【ゆっくり巻いた時】とは?
リールによって巻き取り長さは違いますが、自分が使っているリールを参考にすると…
セルテートのLT3000XH
巻き取り量93㎝(ハンドル1回転)で約1秒で一回転位のスピード。
そのスピードは細かく設定はしなくていいので、あくまで目安。
自分でスローで巻いている意識の出来るスピードでいいと思います。
そしてその巻き取りスピードで底に着かないジグヘッドの重さがベスト!
いざベストの重さを出してみると意外と軽めのジグヘッドになってしまうと思いますが、それでOKです。
キャストする距離は稼げないがそれで大丈夫。
多分足元手前でシーバスが食いついて来るはずなので手前ギリギリまでしっかり攻める事は忘れないようにしましょう。
シーバスワームの様々なアクションでスレたシーバスゲット!

ジグヘッドの重さの設定がある程度できたら次はシーバスワームのアクションの方法。
アクションの方法として…
- ただ巻き
- リフト&フォール
- ワインド
主なワームアクションはこの3つ。
シーバスワームの基本アクションただ巻きで釣れる
シーバス釣りの基本中の基本であるただ巻きはハードプラグでも効果絶大ですが、ワームでも同じく使えるのです。
基本はやはりただ巻きです。
ただ巻きとは?
ただ巻くだけだけどこれが中々難しい。
意外と一定のスピードで巻くことは難しく、一定のスピードで巻くことが出来ると、シーバスに違和感を与える事が無いでしょう。
そしてレンジを意識してただ巻きする事。
レンジとは深さの事。
ジグヘッドの重さの選び方で底スレスレを巻いていたスピードが底スレスレの巻き取りスピードなので、中層を引きたい場合にはもう少し早く巻く、表層を攻めたい場合はさらに早く。
自分でレンジと一定の巻き取りスピードを意識しながらただ巻きしましょう。
以上を意識してみましょう。
シーバスのいる場所を探すリフト&フォール
次はリフト&フォールです。
リフト&フォールとは
リフト=持ち上げる フォール=落とす
リフトでワームを上に持ち上げ、フォールで何もアクションを加えないでジグヘッドの重さで沈めます。
これを繰り返すのがリフト&フォール。
リフト&フォールは下から上まで様々なレンジを攻められる為に、シーバスが今どこのレンジにいるのか探る効果もあります。
なので今自分のワームがどこのレンジにいるか、常に意識している事が大事。
アタリがあったレンジがあればそのレンジをただ巻きで狙うなど、工夫して攻めていればシーバスヒットも狙えるはずです。
ワームのワインド釣法でリアクションバイトを狙う

ワインド釣法とは、ただ巻きやリフト&フォールの様にワームを漂わせる様なアクションとは違ってワームにキビキビしたアクションをつける釣り方。
ロッドアクションでワームが右へ左へと横に素早く跳ねるようなアクションを付ける。
その左右の方向転換の時にシーバスが思わず反応してしまうリアクションバイトを狙います。
リアクションバイトとは?
ただワインドをする為には専用のジグヘッドが必要なので注意。
おまけにワインド釣法は、シーバスがスレてしまう可能性が高いので、最終手段的にしておいた方が良さそう。
今回はスレ対策の為のワームなのでワインドは最終手段という事で。
シーバスをワームで狙う時のデメリット
スレたシーバスを狙えるワームは非常に効率的ですが、デメリットもあります。
主なデメリットとして
- バラす可能性が高い
- アピール力が小さい
- レンジキープが難しい
- ワームを真っ直ぐ刺さないと上手く泳がない
シングルフックなのでバラしやすい
ワームで使うジグヘッドはフックがシングルフックです。
普段使うプラグはトリプルフックが2つ付いているのが結構主流。
シングルフックな分、根がかりは少ないですが掛かりも甘いのでバラす可能性は高くなります。
ハードプラグに比べてアピール力が少ない
ハードプラグは派手な色と大きい波動でシーバスを寄せ付ける集魚効果があるのに対して、ワームは集魚効果はあまり無いです。
アピール不足になるのでやはりスレているであろうポイントで使うのがベスト。
ただ巻きでのレンジキープが難しい
ハードプラグではそれぞれのルアーにレンジ設定がされていて、ただ巻きがある程度一定なら設定されたレンジをキープしてくれます。
その反面ワームは自分でレンジ設定をしなければいけないです。
先程説明したように底スレスレを巻けるジグヘッドの重さ設定で説明したように巻き取りスピードでレンジ設定をしなければいけません。
そしてそのただ巻くだけのただ巻きが難しい
ただ巻けばいいだけですが、完全に一定の速度で巻く事は中々難しいです。
少し巻きスピードが落ちれば沈むし、早ければ浮きます。
そこまでこだわらなくてといいと思いますが一定のレンジをキープできた方が確実に食いがいい。
練習あるのみ。
ジグヘッドにワームを真っ直ぐ刺さないと真っ直ぐ泳がない
ワームをジグヘッドに刺して使うワームですが、ワームがまっすぐ刺さっていないと真っ直ぐ泳ぎません。
ワームをジグヘッドに刺してみて左右非対称など、真ん中にジグヘッドの針が通っていない状態で、足元の見える位置で泳がせてみると、真っ直ぐ泳がずに斜めに泳いでしまいます。
ワームが斜めに泳ぐとあまりに不自然でシーバスに見切られます。
ワームを真っ直ぐ刺すコツ
ジグヘッドにワームを当てて針先を出す位置をきめたら、ワームに針先を出す位置をキズ付けてマーキングします。
片方の手でワームを細くする様に潰すとマーキングが見えやすいので、潰しながらゆっくり差し込んでいくと真っ直ぐさせます。
ワームにはメリットもありますがデメリットも。
プラグと使い分けてシーバスヒット狙いましょう!
釣れるシーバスワームのおすすめ紹介!
画像出典=マーズ公式MARS
今回の記事でシーバスワームを使いたいと、少しは思ったのではないでしょうか?
シーバスワームは数はそれほど無いものの、釣れるワームと釣れにくいワームというのも当然存在します。
そこで少しではありますがシーバスを釣る為のシーバスワームを簡単ですが紹介していくので参考にしてもらえると幸いです。
MARS R-32
MARS R-32はシーバスがスレている時など超効果的。
R-32を投げていて魚に出逢えばほぼ食いついてきます。
ヒラメ、マゴチも釣れるので1つ持っていた方がいいです。
先ほどからちょいちょい話に出しているMARSR-32はシーバスを釣るのには非常に実績のあるシーバスの釣れ易いワームの一つです。
実際に筆者のおすすめのワームになるのですが、本当に釣れやすくどんなタイミングでも常に持っておきたい一軍ワームの一つなのです。
MARS R-32は静ヘッドというジグヘッドとかなり相性がよく、シーバスに使うワームとして超おすすめのワームになります。
MARS R-32はコスパいいので是非試しに使ってみてください。
コアマン VJ
コアマンのVJバイブレーションジグヘッドは【シーバスの餌】とも言われるワーム。
人気がありすぎて、釣り具屋から在庫がなくなるほど、そのためネットでは価格が高騰していてもはや高級ワーム化してます。
でも確かに釣れる。
釣れるが、ジグヘッドがトリプルフックなので、掛かりはいいがその分根がかりも多いのが難点。
高価で希少なのに根がかりでなくしたら悲しいですね。
予算に余裕があれば手にしておきたい所。
コアマンのVJが中々手に入らない時におすすめなのが、コアマンアルカリシャッド。
コアマンが作ったシャッドテールワームでコアマンのジグヘッドと組み合わせて使うとおすすめ。
テールのブルブルした波動はシーバスはもちろんヒラメやマゴチも食いついてきます。
VJには劣りますが、コアマンが手の込んだワームなので釣果があることは間違いないでしょう。
エコギア パワーシャッド
ボディを揺さぶるウォブリングが特徴。
シーバスはもちろんフラットフィッシュにも有効です。
エコギアのパワーシャッド
エコギアのパワーシャッドはボディを揺さぶるのウォブリングがフィッシュイーターに超効果的。
ノーシンカーで使ってもいいので、ゆらゆらと漂わせるように使うのもありですね。
色も豊富。
シーバスはもちろんですが、フラット系にも効くので、フラット系には赤金がおすすめ。
さきほど紹介した静ヘッドの14グラム程度と組み合わせるとヒラメなんかサクッと釣れちゃう事もあります。
ダイワ モアザンミドルアッパー
ダイワ モアザンミドルアッパー
こちらも釣れるワームでおなじみのミドルアッパー。
シーバスに限らずスレたポイントで効果を発揮するワームです。
理由は柔らかいボディから生み出される自然な動き、ただ巻きからダートまで使えちゃいます。
ただ柔らかいので耐久性が少し悪いのが難点。
コスパがいいのでそこは多めに見ましょう。
番外編。
盗作感の匂いがプンプンするジグヘッド。
見た目はまさにあれですが実際はどんなものなのか?使ったことがないので何とも言えませんが、口コミを見てみると
『本物みたいだがバイブしない』
『本物と変わらないし釣れるからOK』
なんて声も。
ちょっと気になっています。
いかかでしょうか?シーバスはワームでも十分釣ることが出来るし、スレ対策にもなります。
シーバスを釣るためにワームも揃えいた方が色んな状況に対応出来ていいのかもしれませんね。
ぜひシーバスワーム試してみてください。
ではまた