濁りすぎは良くない!シーバスを河川で狙う時の濁りの関係

シーバスを河川で狙うリバーシーバスは、ランカーをゲットする事も夢ではありません。

リバーシーバスで釣果を上げるために色々と調べていると【濁り】があると釣れやすいというような言葉を聞いた事はありませんか?

 

 

河川は様々な理由で濁りが発生するのですが、その濁りがシーバス釣りに関係しているとの事。

ですが実際は濁りすぎはあまり良くない。

 

今回の記事では、そんなシーバス釣りと濁りの関係性について解説していきます。

 

濁りとシーバスの関係性を理解して、どの様な濁りがシーバス釣りにベストなのか理解しておくと、濁りの色を見て釣れるチャンスかどうかの判断ができるでしょう。

 

 

 

 

 

濁りすぎは良くない!シーバスを河川で狙う時の濁りの関係

「濁りがある程度あった方がシーバスは釣れやすい」なんて噂を聞いた事が一度はあるのではないでしょうか?

 

見た目的には河川が濁っていると汚くてルアーも見えないし釣れないと思ってしまいそうなのですが、ある程度の濁りならその逆でチャンスになる場合があるのです。

 

実際、濁りはシーバスにとって大好物で、濁りがある時に捕食する事が増える可能性さえあります。

 

 

じゃあなぜ濁りがシーバス釣りに好条件になるのかと言うと以下のような理由が考えられます。

 

 

  1. シーバスの視界が遮られルアーが見切られない
  2. 濁りによる視界の悪さから警戒心が薄れる
  3. 雨で濁りが発生し、ベイトが流されてきている

 

 

濁りがある時に人間の目で見ると「ルアーなんかよく見えないから絶対釣れない」と思いがちなのですが、意外とシーバスからはルアーは見えています。

シーバスになったわけではないので確実ではないですが、結構濁りが強い時にも釣果があった事からシーバスからは結構な確率でルアーは見えていると考えていいでしょう。

 

そしてその濁りのおかげでルアーが見切られないという好条件まで重なり、釣れる可能性が上がるのです。

 

さらに、濁りが発生している時で多いのが、雨が降った後だという場合が多く、その雨のおかげでベイトが流されてきている可能性が高くシーバスのベイトが多い。

 

そんな好条件が重なる場合が多いのが【濁り】です。

 

 

 

 

 

シーバスの視界を遮る【濁り】はルアーの味方

濁りがある程度発生しているとまず考えられる事は視界が悪くなるという事。

 

視界が悪くなる事で何が起きるかと言うと、シーバスがルアーをルアーだと見切る事が少なくなるのです。

 

シーバスを日中に行うデイシーバスでは、ルアーのリトリーブを早くしてシーバスに見切られないようにするのが効果的だと言われているのと同じ事で、シーバスは警戒心が高く、ルアーを見切る力が優れていてスレやすいのです。

 

そこで、ある程度の濁りがあるとシーバスの見切る力があってもルアーが見えずらい事によってシーバスが口を使ってくれる確率が上がるという事ですね。

 

リバーシーバスをナイトで狙う場合も、満月の夜はかなり視界が良くなります。

 

そんな満月の夜に流れや風のない時は特に警戒心も高い状態になりますが、濁りがあるとないとではシーバスからのルアーの見え方が違ってくるという事になります。

 

 

側線で捕食活動を行うシーバス

濁りがありルアーが見えずらい状態でもシーバスはルアーにアタックしたりベイトを捕食しているシーバスは、視界が悪いのにどのように見ているかと言うと【側線】を使ってベイトを探しているのです。

 

側線とは?

魚が持っている特殊な器官で、水流や水圧、音や振動を感知することの出来る器官。
 
シーバスに限らず魚は側線という特殊な器官を持っていて、水流の変化などを感じる事ができてベイトを感知する事ができるのです。
 
水族館の魚が透明なガラスにぶつからずに泳いでいるのもこの側線のお陰であると言われています。
この側線で音まで感知しているというから驚きですね!
 
つまり側線と視覚と音でルアーやベイトを追っていると考えると濁りの強い日には目立つカラーや波動の強いルアーが適していると考えられます。
 
  • 波動の強いバイブやミノー
  • チャートカラーなど目立つカラー
  • ラトル入りの音の出るルアー

このようなルアーを濁りが強い時に使ってシーバスにアピールすると効果的です。

 

 

 

 

濁りすぎな【どちゃ濁り】ではシーバスがルアーを見逃す可能性も…

濁りがシーバス釣りには有効な事が分かったと思いますが、あくまで適度な濁りが大事です。

大雨後などに河川がめちゃくちゃ濁る時のいわゆる【どちゃ濁り】は流石に難易度が上がります。

大雨後に良く見られるどちゃ濁りで、流木なども流れて来ているような状態の川も目にした事はあるのではないでしょうか?

 

実際そのようなどちゃ濁りでシーバスが釣れた事もあるのですが、実際は運良くシーバスの近くにルアーが通せただけで、視覚ではなく側線でシーバスがリアクションバイトしただけだったと思います。

 

どちゃ濁りで運良く釣れる可能性もゼロでは無いのですが、シーバスの視覚を完全に遮ってしまうようなどちゃ濁りでは流石に難易度が高いと思っていたほうがいいでしょう。

 

 

 

シーバス釣りに有効な適度な濁りの濁度(だくど)とは?

結局シーバス釣りに適度な濁りってのは、カフェオレみたいな濃い濁りじゃなくて、適度な【ささ濁り】程度がベストです。

 

その濁り具合がどれくらいなのか?っていうのは言葉では中々説明しづらい所があるのですが、大雨後のカフェオレ濁りと、全く濁っていない澄んだ河川のあいだ位の濁りがベスト。

 

自分のよく行くポイントでその様な状態を見た事がある人はイメージできると思いますが、見た事が無い人は全然イメージもわかないはず。

なのでシーバス釣りを行く予定であるポイントには小まめに通う事が1番ベスト。

 

仕事帰りに釣りが出来なくても日々の濁りの違いを見たり、その日の釣果を調査したりと方法は様々です。

 

そこで自分の行く河川のどちゃ濁りと、澄んだ時の間のささ濁りの度合いを目で覚えておく事が大事です。

 

 

 

 

 

川に濁りが発生する理由

実際、河川というのは濁りがある事がほとんどなのです。

さらに台風後などの豪雨で増水し濁りが増す事が多い。

 

じゃあ「雨が降らない場合も濁りが発生する原因は何なのか?」と言うと、プランクトンなどの微生物や有機物などにより濁りが発生しているのです。

 

微生物とか有機物は常に川に浮遊していて、その微生物や有機物を【濁り成分の粒】とすると、濁り成分の粒が大きくて重く、沈む濁り成分の粒は沈んでしまいますが、重みの無い細かい粒は浮遊を続けるので河川は常に濁り続けるという事。

 

その微生物と有機物が河川が濁り続ける理由なのです。

 

さらにそこに大雨後の濁りが重なる時ってのは、上流からの雨水が流れ込んで増水する【増水パターン】が重なって、ベイトが流されてきやすい状態になるのです。

 

小さなベイト達は、増水の流れに逆らう事が出来ずに下流に流されてきて、そのベイトをシーバスが狙ういわゆる【増水パターン】が重なる事も多いので、雨後の濁りはシーバス釣りにはチャンスタイムになる事が多い。

 

つまり、常に濁りが発生している川は濁りの度合いによってシーバスの釣果に大きく関係する事になるのです。

 

 

 

 

 

濁りに有効なシーバスルアー厳選

そんな濁りが濃かったり薄かったりする河川ですが、リバーシーバスを狙うにあたって濁りがある時に使えるルアーを紹介していきます。

 

実際、濁り発生時にどの様なルアーを使えば良いのかと言うと…

 

 

  • 波動が強くシーバスが見つけてくれやすいルアー
  • 目立たせる為のアピール系のカラー
  • 音でアピールするラトル入りのルアー

 

 

こんな感じのルアーが濁りのあるシチュエーションで効果的です。

自分なりにリストアップしておいたので、参考になればと思います。

 

 

 

 

ロンジン(LONGIN) フランキー 120 065 ドチャートマット

 

 
 
ロンジンのフランキーのドチャートマットカラーは実績もありアピール力満点。
濁りの強い時だけではなく、ナイトシーバスで表層をスローで巻いてくると水面爆発しますよ!
 
 
 
 
 

シマノ(SHIMANO) ルアー ソルトプラグ EXS サイレントアサシン 99F フラッシュブースト

 

 

サイレントアサシンのフラッシュブーストは、内部に煌めくプレートが入っているので、リトリーブを止めてもアピールし続けるのが特徴。

飛距離も稼げるサイレントアサシンにフラッシングプレートでアピール力ありです。

更に昔から実績の高いレッドヘッドを選べば今まで釣果の上がらなかった場所でもシーバスが釣れるはず!

 

 

 

 

 

 

アムズデザイン(ima)  サスケ 裂波

 

 
 
imaのサスケ烈波は、超人気のリップレスミノーでしっかりと泳ぐウォブンロールの波動が濁りの中や流れが強い場合でもしっかりアピールしてくれます。
かなり信頼の高いルアーですね!
 
 
 
 
 
まだまだおすすめルアーはありますが、自分で釣れるルアーを探すのも釣りの楽しみです。
濁りに対応させる為のルアーは
 
  • 波動が強い
  • アピール系のカラー
  • ラトル音でアピール出来る

以上を意識して濁りに強いルアー選びをしてみましょう!