シーバス釣りをしていると、シーバスはスレるという噂をよく耳にした事はないですか?
シーバス、いわゆる鱸(スズキ)という魚をルアーで狙うシーバス釣りですが、ルアーを見せすぎる事で簡単にスレてしまいルアーに反応しなくなってしまう事が起きてしまうのです。
ルアーに反応しなくなってしまえば当然釣果も上がらないので絶対に避けたい所です。
そんな所で、今回の記事では…
- そもそもスレるとは?
- シーバスは何故スレやすいのか?
- シーバスがスレる原因とは?
- 絶対に避けたいスレ対策
シーバスがスレてしまってルアーに反応しなくなってしまってはいつまで経っても釣果は出ないし、せっかく自分のいるポイントにシーバスがいるにもかかわらず釣り上げる事ができなくなってしまいます。
シーバス釣りの釣果に直結するスレ対策を万全にしてシーバス釣りに挑みましょう!
シーバスはスレる?スレ対策でシーバスの釣果をあげよう!
実際の所シーバスだけがスレやすい訳ではなくどんな魚でもスレは発生します。
群れる個体が少ない事でスレやすいと考えられるシーバスはしっかりした対策が必要。
その対策とは…
- 適正なリトリーブスピードをする
- ルアーローテーションをしっかりとする
- 扇型にキャストする
これだけでしっかりとスレ対策は出来ます。
そもそもシーバスではなくても魚釣りをしていると良く聞く【スレる】とはいったいどのような現象なのか?まずはそこから理解しておきましょう。
シーバス釣りでなくても魚がスレるメカニズムを理解しておくと、釣りをする時に何処でも役に立つでしょう。
シーバス釣りでよく聞く【スレる】とは一体どんな現象か?
シーバス釣りに限った事では無いのですが、釣り用語でよく使う「魚がスレている」という言葉の【スレ】とはどうゆう事なのか?
「ここはもうスレてるから移動しよう」
「ルアー見せすぎてスレたからダメだ」
釣れていない時のアングラーの口からこんな言葉をよく聞いた事があると思います。
そのスレとは魚がルアーのアクションや形や色、レンジなどに飽きて反応しなくなったり警戒したりする事をいうのです。
ですが実際【スレ】という言葉は人間が作った言葉であるし、今実際スレているかどうかってのはアングラーの予想にしか過ぎない。
人間が魚になった事は当然一度もないし、魚の気持ちは分からない。
自分が科学者である訳でもないし、スレに対して研究をしている訳でもないのですが実際に体験したスレて釣れなくなっているのでは無いかと思った出来事を記載していきます。
シーバス釣りで誰もいないポイントでの釣果
シーバス釣りはシーズンになると人がかなり増えます。
アクセスのいいポイントや釣果があるポイントなどは人だらけで、目の前真っ直ぐにしかキャスト出来ない程です。
シーバスだけ目当てのポイントな川などはシーバスアングラーだけですが、サーフや堤防は他のターゲットを狙った釣り人もいるのでかなり釣りをしづらくなります。
そして大体の人は、人がいる=釣れると思って更に人が集まるのです。
人が多くてあちこちに色々なルアーを見せたり、激しいアクションをしているようなポイントではシーバスはスレてしまうのです。
昔は自分も人が居ようがなんだろうが、アクセスのいいマイポイントばかりに通っていましたが、シーバスのスレを意識するようになってからなるべく人が居ないような新規開拓ポイントを探すようにしています。
ではそのような人が居ないポイントでは釣果はあるのか?
人のいない新規ポイントはアツい
マイポイントや1級ポイントなど様々なポイントに行っても釣果が上がらなかったり、人のいるポイントばかりに行ってシーバスの釣果が得られないような人は、人の居ない新規ポイントでシーバスを狙うべきです。
これは実際の体験談なのですが、筆者の地元はシーバスが釣れるようなポイントは沢山あり、シーズンの夏場などは結構な混雑具合。
夜は比較的空いているのですがマズメ時などは人だらけです。
そんな事から釣る為ではなく優雅に色々な方向にキャストしたいという理由だけで、誰も居ない実際の釣果は無いようなポイントに行くようになりました。
最初はキャストと釣りの雰囲気を味わえればいいかなぐらいの気持ちで、ルアーの感触などを楽しんでいたのですが、いきなり水面爆発してシーバスの釣果が得られた様なポイントもあったのです。
なので、「誰も釣りをしていないからシーバスは居ないのだろう」とか「こんな所でシーバス狙ってたらバカみたい」など思わずに、本当に色々なポイントに足を運ぶ事をお勧めします。
いざ行ってみたらめちゃくちゃいいポイントだったり、自分のお気に入りのマイポイントを見つけたりと新規開拓するのも釣りの楽しみですね!
スレ対策!ナイトシーバスが釣れやすい
もう一つの対策として夜にシーバスを狙う事。
ナイトシーバスはマズメ時などに比べれば人は少ないです。
次の日が休みな週末などはちょっと混みますが、意外と人が少なめで気持ちよく釣りができる場合が多い。
そして何よりナイトシーバスの方が釣れやすいというおまけ付き!
夜のシーバス釣りについては、別記事の夜のシーバス釣りを攻略!夜行性のシーバスは夜に行けば釣れる!で、詳しく解説しているので少し覗いてみましょう。
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シーバスは他の魚に比べてスレやすいのか?
では、シーバス以外の魚はすれないのか?
またシーバスは他の魚に比べてスレやすいのか?そのような事も疑問になってきます。
シーバス釣りで良くスレるという言葉を聞くのですが、実は魚は全般的にスレる事があり、シーバスに限りスレが発生する訳ではないのです。
なんとなくシーバスがスレやすいイメージを持つかもしれませんが、他のターゲットの青物や根魚でも当然スレは発生します。
アジなど釣りやすい魚はスレなんか関係ないのじゃないかと思いがちなのですが、アジも当然ルアーや餌を見せすぎるとスレます。
ですがアジなどは群れの魚の数が多く、スレてしまってもまだスレていない魚体が仕掛けにアタックして来るので釣れやすい現象が起きて、アジなんかスレないと勘違いしているのです。
それに比べて群れで行動する魚数も少なく個体で行動する事もあるシーバスは、そこにいるシーバスをスレさせてしまったら新たな個体が回遊して来るか時間が経ってからじゃないとルアーに反応しない。
シーバス釣りでのスレ対策!
ではその釣りにくいシーバスのスレ対策はどうすればいいのか?スレ対策をしてシーバスゲットを近づけましょう!
せっかく自分のいるポイントにシーバスがいるにも関わらずスレさせてしまっては釣れるはずのシーバスをゲットするチャンスを逃してしまうので、シーバス釣りでのスレ対策はマストになりますね。
シーバススレ対策 扇型にキャストする
これは基本中の基本になるのですが、ルアーを目の前の同じ方向にキャストするのではなくて扇型に様々な方向にキャストする方法です。
同じ方向に同じルアーをキャストする事で、そこにいるシーバスに何度もルアーを見せてしまう事になるので流石に見切られてしまう。
シーバスがいるのかいないのか分からない状態で釣りをする事がほとんどだと思いますが、どんな時でも真っ直ぐ同じ方向にキャストするのではなく、扇型に色々な方向にキャストするこ事を意識しましょう。
人が多いようなポイントでは斜めにキャストする事は出来ないので、やはり人の少ないポイントを選ぶ事も大事になってきますね。
状況に合ったルアーのリトリーブスピードを意識する
ルアーのリトリーブのスピードを意識する事はシーバス釣りをするにあたってかなり大事な事で、スレ対策にもシーバスを釣る事にもかなり大事になってきます。
リトリーブスピードはその時の環境や状況によってかなり変わってきて奥が深いですが、ここでは大まかに絶対に意識しておかなければいけない所を覚えておきましょう。
基本のリトリーブスピードは昼は早まき、夜はスローが基本になります。
昼は明るく視認性が良い為ゆっくりルアーを引いているとシーバスに簡単に見切られてしまうので、ルアーは早まきを意識しましょう。
早まきするとルアーに追いついて来てくれなそうな気がしますが、意外とシーバスは早く泳いで食いついて来るので、昼は早まきするべきです。
逆に夜は早まきするとシーバスがルアーを見つけられない為スロー巻きが基本になります。
さらに夜にはベイトもゆっくりユラユラと泳いでいるので、それに似せたルアーアクションをするべきなのにその中でルアーを早く泳がせた場合はかなり不自然です。
昼は早まき、夜はスロー巻きを基本に考えてリトリーブスピードを変えて行きましょう。
様々なルアーローテーションをする
扇型にキャストしたりポイント移動をしたりしても同じ個体に同じルアーを何度も見せてしまってはそれもまた見切られる原因になるので、ルアーローテーションもスレ対策には必須になります。
カラーやサイズなど様々なルアーローテーションを用意しておくとスレ対策になるでしょう。
シーバスは色盲だからルアーカラーなんか関係ないと言われる事もありますが、シーバスは色盲だとしてもルアーカラーのローテーションに意味はあると思っています。
シーバスの色盲について書いた記事シーバスが色盲!?ルアー選定に役立つシーバスが色の判別を出来ているのかを暴く!で解説しているのでみてみましょう。
「シーバスって目でルアーを見て、色を判断できているのだろうか…?」 こんな素朴な疑問を抱いたことは無いですか? シーバスルアーは色々な色があって、ナチュラル系がいいとか目立たせる為にチャート系が良いとか夜[…]
シーバスははっきり言って釣れにくいターゲットで、1年も2年も釣れない事もざらです。
ですがその分釣れた時のスリリングなファイトと爽快感は体験すると辞められなくなる程の中毒性があります。
シーバスを釣る為には色々なテクニックも必要ですが、まずはスレ対策をしっかりと行って釣果に繋げましょう!
ではまた