アジングロッドには長さの種類が多くあり、アジングを始めようとした時には購入時の長さ選びで迷う事は多いのではないでしょうか?
アジングロッドを選ぶ基準として使用ウエイトの幅や、値段など選ぶ基準はかなり沢山ありますがロッドの長さもすごく重要。
そんなところで今回の記事では…
- アジングロッドの長さは何を基準に選べば良いのか?
- 使いやすいアジングロッドの長さはどれくらいの長さなのか?
- 長さの使い分けはどうすればいいのか?
そのあたりについて細かく解説していこうと思います。
アジングロッドを初めて購入しようと思っているいる人や、アジングロッドの買い替えでどのような長さを選べば良いのか分からない人の為になる記事になっています。
アジングロッドの長さの選び方とは?長さ選びで使い方が変わる!
まずアジングロッドを選ぶ時に、「長さが違う事によって何がどう変わるのか?」って所が1番の疑問になると思います。
実際、自分も昔はロッドの長さによる違いなんて当然分からなかったし、とりあえずおすすめされた長さのアジングロッドを購入しただけで長さの違いによって何が変わるのかなんて事はよくわかりませんでした。
ですが、長さごとの使い分け方や特徴などを理解しておくと、今後のアジングロッド選びも選びやすくなります。
じゃあそれぞれの長さの特徴はなんなのか?簡単にまとめておくので、ロッド選びの参考にしてみてください。
アジングロッドの長さは様々存在するのですが大きく分けると3段階に分類されます。
- 短い
- 中盤
- 長い
大体がこの3つに分類され、その3種類の特徴などを理解しておくと選ぶ時に有効になるでしょう。
短い長さのアジングロッド
長さ 4フィートから5フィート後半位
- 足場の低い所で使う
- ジグ単メイン
- 高感度
中盤の長さのアジングロッド
長さ 6フィートから6フィート後半の長さ
- ジグ単も軽いフロートリグも投げれる
- オールラウンド的なロッド
- 足場の高い所には有効
長いアジングロッド
長さ 6フィート後半より長い
- スプリットからフロートまで投げられ遠投に特化したロッド
- 足場の高い所では有利
- プラグやメバルもいける
大まかにまとめるとこんな感じで、これだけ参考にしてもらえば十分なのですが、これからそれぞれを細かく解説していくので気になる人は見て行きましょう!
4フィート前半から5フィート後半の長さは短いアジングロッド
まずアジングロッドの長さでも短い長さに分類される4フィート前半から5フィート中盤程度の長さのロッド。
特徴としては、感度重視のジグヘッド専用モデルって感じになります。
ジグヘッドを遠くに飛ばしたい遠投性能を期待する人は、このクラスの短いロッドは選ばない方がいいでしょう。
そのかわり、ビンビンの高感度でアジングを楽しみたいって人にはおすすめ!
長さでそんなに感度が変わるのか?と思う人もいるかもしれないけど、実際アジングロッドは短ければ短いほど感度はいいです。
ロッドの長さはアジングに限らず、フィートとインチで長さの表記がされています。
その長さは・・・
1フィート=30.48㎝
1インチ=2.54㎝
わかりやすくcm刻みで表すとこのような感じになります。
今筆者が使っているメインロッドは6’9″フィートなんですが、6フィート9インチ=2.06メートルになります。
それを仮に5’1″フィート=1.55メートルのロッドにした場合、その差は0.51メートルも違う事になります。
つまり51㎝の長さの違いが出てくる事になります。
51センチの違いはかなりデカい。
51センチ分ロッドの先端が手元に近くなると思えば、感度の差は想像できるのではないでしょうか?
フィート表記されているとなんだか長さの感覚がわからなくなってパッとしないと思うけど、そんな時はメートルに変換してみると大体の想像がつきやすいでしょう。
ただ、短いロッドにも欠点はあります。
それは遠投性能の悪さ
アジングのキャストは軽いジグヘッドをキャストする為にティップのしなりを利用してジグヘッドをキャストするのですが、出来るだけ遠くにジグヘッドを飛ばしたいと考えるアジンガーは多いのではないでしょうか?
ですが、短いロッドだとティップのしなりは出るけどやはり長さが無い分遠投性には欠ける。
ただ、逆に言えばキャストの正確性は良いでしょう。
少し先にあるストラクチャーであるテトラの際を攻めたい時などに正確なキャストをする時には活躍します。
もう一つ問題があって、テトラ帯の上などの足場の悪い所をポイントとしているアングラーには、短いロッドはあまりお勧めできません。
足場が少し高かったり、障害物がある所で釣りをする場合は、ロッドが短いとアジの取り込み時に苦労します。
ロッドが短い分、足元まで引き寄せなければいけないので、その足元に障害物があれば取り込むのは困難な場合が多いです。
「ちょっとの長さの変化でそんなに変わらないだろう」
と思いがちですが、50センチの違いってかなりデカいです。
短いロッドの特徴をまとめると
- ジグヘッド専用モデル
- 遠投は出来ないが、キャストの正確性はヨシ
- 感度はかなりいい!
- 足場のいい所で使うべき
こんな感じ。
ビンビンの感度を求めるなら良いですが、ちょっと上級者向けのロッドになると思います。
ただ、短いロッドの感度は楽しいですよ!
おすすめアジングショートロッド
テイルウォークアジストTZ55/sl
超高感度でアンダー1グラムのジグヘッドでも扱えるロッドになります。
小さなアタリも見逃さずに小さなアジでも引きを楽しむ事ができるでしょう!
ソアレ エクスチューン MB S510SUL+-S
4本継でコンパクトな持ち運びが可能なロッド。
安心のシマノが本気で作ったアジングロッドで、デザイン性から素晴らしい感度と操作性をもっています。
意外と良くしなり、ショートロッドの弱点の飛距離をカバー出来るでしょう!
中盤の長さのアジングロッドの特徴とは?
では次に6フィートから6フィート後半位の中盤の長さのロッド。
筆者が初めて買ったアジングロッドの長さであり、自分の中でも1番使いやすいと思っているクラス。
ジグ単もフロートやキャロも結構オーマイティにいけるロッド。
短いロッドには感度は敵わないけど物によっては、普通にアジングする分には全然十分な感度を得られます。
感度の良さを決めるのは実際、ロッドの長さが全てという訳ではなくて、素材やガイドの作りとかライン、リールとのバランス、ロッドの軽さとか、その全てが全部揃って感度に繋がる訳で、ロッドの長さはその一つの項目だと思っていいです。
ロッドの値段が高いハイエンドモデルのロッドにすれば間違いはないのですが、良いロッドを買ってもその力を最大限に出せず使いこなす前にロッド破損なんて事も考えられます。
そして今はコスパのいいロッドでも十分にアジングは楽しめます。
アジングロッドを値段別に紹介している記事釣れる【アジングロッド】値段別に紹介。1万円台のアジングロッドでも釣果はある!で、アジングロッドを値段別に紹介しているので参考にしてみてください。
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そして、この中盤の長さのロッドの特徴は…
- 十分な感度
- ジグ単は当然可能
- フロートリグ、キャロライナリグ、小さなジグも投げれる
こんな感じ。
アジングしていると、どうしてももう少し遠くにキャストしたくなる場合が出てきます。
飽き性な自分はアタリが無いと、特にそういう事を考え方でフロートリグを使って遠投したり、ジグ単に戻したりと色々な事をしたくなる性分なのです。
アタリが無く、アジの気配が無い場合はポイントをこまめに移動してランガンがベスト。
ですが場所によってはポイントが混んでいたり、簡単にランガン出来ないポイントもあります。
そんな時、ジグ単と遠投仕掛けの両方が使えるとかなり便利。
ジグ単でまずは攻めていて、少し遠くを狙いたい時などに遠投仕掛けに変える事が可能なロッドの長さです。
アジングで使える遠投仕掛けって何があるのか遠投仕掛けの種類がわからない人は、アジングの遠投仕掛け解説。遠投で普段狙えないポイント直撃!の記事でアジングの遠投仕掛けについて詳しく書いているので読んでみてください。
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6フィート後半以上に長い遠投に特化したアジングロッド
次に紹介するのは、遠投に特化した長いロッド。
アジは回遊魚なので、回遊待ちをするよりも広範囲に探れたほうが効率がいいのは確かです。
アジングと言えばジグ単を想像すると思いますが、ジグ単では届かないポイントへキャスト出来るので日々回遊場所の変わるアジには効果的。
さらに尺超えの大型アジはあまり岸には寄ってこないので、大型狙いで遠投ロッドを用意しておくのも手でしょう。
遠投した沖は早い潮の流れや、深く潜り込もうとするアジに対応する為に硬めのM〜MLクラスのロッドを選ぶのがベスト。
アジングで、遠投に特化したロッドとなると、6フィート後半から7フィート台のロッドなら遠投するのには適しています。
アジングに遠投ロッドは必要なのか?
実際、アジングと言ったらやっぱりジグ単がメインで、足元あたりをチョンチョンとジグヘッドで探る釣りです。
「じゃあ遠投用の仕掛けなんているのか?」って事になってくると思うんですけど、お金に余裕があるなら、高感度なジグヘッド用ショートロッドと遠投用の2本使いをすれば最強です。
短いロッドでのアジングは本当に楽しいのですが、その反面遠投には特化しておらず、キャロやフロートを使った遠投仕掛けに変更しようとしてもちょっと無理があります。
そこでショートロッドとロングロッドの2本待ちをしていると
- 短いロッドでジグ単
- 長いロッドで遠投仕掛け
というように仕掛けの変更をしたい時にロッド事変えるとスムーズに行くし、ラインの太さも遠投用のラインを最初から用意できるというメリットもあります。
遠投ロッドのおすすめ品
20 月下美人 メバル 74UL-S.N
メバルロッドに分類されますが、対応ウエイトが幅広くジグヘッドから遠投リグまで投げれて、コスパもいいので、セカンドロッドとしてはオススメです。
デザイン性も月下美人はカッコよく個人的には好き。
最初のロッドとなると軽量ジグヘッドがしっかり投げられないのでお勧めしませんが、ジグヘッドも投げれる遠投ロッドを探しているならおすすめです。
シマノ(SHIMANO) 20 ソアレ TT アジング S74L-S
アジングで遠投するのに握りやすいソアレTT。
感度も良く、コスパもいいシマノのロッドが欲しいならコレです。
キャストしやすいので初めてのロッドとして購入してもいいのではないでしょうか。
いかがでしょうか?
アジングロッドの長さは意外と種類が沢山あり、購入の際に長さ選びで困ってしまう可能性が高いです。
アジングロッドは繊細な釣りの事からもロッドの長さによる感度の違いや、アジングロッドの中にも長さが沢山あるので、長さ選びに迷った時は参考にしてもらえればと思います。
ではまた!