釣りに行く前に天気は間違いなく確認するだろうけど【月】ついて気にした事はありますか?
釣りに行ける日が決まったら、天気、風の強さ、波の高さ、潮の満干き、などを確認するとは思いますが【月】についても気にするべきです。

釣りと月の関係性。満月や新月で釣果に関係はあるのか?
まず1番気になるであろう月の満ち欠けで釣果は変わるのか?という疑問ですが、ズバリ、月の変化で釣果は変わります!
釣りをする時に良く
「大潮だから釣れるかもしれない!」
「長潮だから潮がいまいち」
みたいな会話を聞いたことはありませんか?
潮位は日々変化していて、【小潮→中潮→大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮】と変化しています。
その潮の変化を引き起こしているのは、【月の引力】なのです。
その中でも満月に面した海水面は大潮。
反対に月の出ていない夜は、月の呼び名は新月と言い、満月の夜と同じく、潮は大潮になります。
更に太陽にも実は引力が有ります。
太陽の引力は月に比べると弱いのですが、月の引力と太陽の引力が重なる新月は引力が強くなり、潮位の変化も同じ大潮でも満月の時より大きくなると言われています。
月に面している地球の反対側は、潮位が下がるイメージがあるかもしれませんが、実は反対側も大潮になります。
海水が月の引力で引っ張られ、海水がつぶれたボールのようになるイメージ。
大げさですが、上の絵見ると水色が海水のイメージ。
月と太陽が一直線に並ぶ場合は新月といい、月の引力に更に太陽の引力がプラスされ、潮位の変化が大きい闇夜の大潮になります。
月が太陽の真反対に来た時は、月と太陽がお互いに左右に地球を引っ張り合うので満月の大潮。
絵を例えにした場合、月が上にあり太陽が左にある場合は、月の引力と太陽の引力が相殺され、潮位の変化の小さい小潮になります。
実際満月と新月の潮位の変化については賛否両論ありますが、個人的には真っ暗な闇夜の新月の方が好きです。
月の変化で魚のやる気が変わる!?釣果が変わる月と釣りの関係性
潮位の変化の大きい大潮は魚が釣れやすいと、よく言われますが、実は大潮以外にも魚が釣れやすくなる理由があります。
それは、月の変化による、塩分濃度の違い
大潮のタイミングは新月と満月がありますが、この新月と満月で実は海水の塩分濃度に違いが出てくるのです。
満月で採取した塩と新月で採取した塩で味に違いがあり合う料理が変わってくる場合もあるというのだから驚きです。
▼満月の塩
しょっぱさ、酸味、うまみ、甘味、苦味、雑味など、塩に含まれるすべての味覚が全般に強目で、味の余韻が長く、こってりした印象。少し刺激的でもある。
▼新月の塩
全体的には味がまろやかで、繊細な印象。潮の香りが強目で、余韻は短く透明感があり、後味がクリア。
新月とは太陽⇨月⇨地球が一直線になり、月が太陽の光を反射しない闇夜の大潮の事です。
逆に満月の大潮は、太陽⇨地球⇨月と並び、太陽と月の間に地球が挟まれ、地球にかかる引力は新月より弱いのです。
その地球にかかる引力の違いで海水の塩分濃度が変化し、釣果に影響が出てくる。
塩分濃度の違いでなぜ釣果に違いが出るのかと言うと、実は魚は塩分濃度に非常に敏感。
ではなぜその塩分濃度が濃いことで釣果に影響するのかと言うところですが、塩分濃度が濃いと魚は腹が空くのです。
その理由とは?
- 塩分の正体のナトリウムイオンが毒性の為
- ナトリウムイオンで喉が乾くから
いきなりナトリウムイオンなんて言葉が出てくると難しく感じるかもしれませんが、簡単に考えると、海が塩辛い原因がナトリウムイオンです。
そのナトリウムイオンは実は魚には毒性を持っていて体内に入ると、身体から体外へ排出しようとします。
その仕組みをナトリウムポンプと呼び、塩分濃度が濃い海水の塩分を除去し、体内に取り入れる仕組みをしているのですが、塩分濃度が濃いと、そのナトリウムポンプをフルで稼働さなければいけなくなり、魚も腹が減り、魚の活性が上がる仕組みがあります。
さらに大潮で潮が動くとプランクトンが活性化され、プランクトンを餌とする小魚も活性化され、小魚をベイトとする腹の空いたフィシュイーターが活動をする【食物連鎖】が発生するのです。
満月より新月。月灯りが釣りに関係する理由
もう一つ満月より新月の方が釣果が上がる理由があります。
それは、月灯り。
闇夜の新月に比べ、満月の夜はメチャクチャ明るいです。
- 月灯りで魚が警戒心を持つから
- 常夜灯周りの好ポイントの効果が薄れる
- 月灯りでルアーが見切られるから
以上のような事が考えられます。
月灯りは意外と本当に明るく、魚からしてみれば水面をデカいライトで照らしているのと一緒。
当然魚も自分の姿が他のフィッシュイーターに狙われると思い、影からなかなか姿を現しません。
ベイトである小魚が影に隠れていれば当然フィッシュイーターもあまり活動はしない。
更に、月灯りで照らされた水面にルアーを見せても見切られてしまう事が考えられます。
逆の闇夜の夜ならルアーが見つけてもらえないと思えそうですが、闇夜の夜は常夜灯の明暗部がくっきりして、常夜灯付近に集まるベイトをフィッシュイーターが狙っている確率が上がります。
つまり狙い撃ちしやすいという事。
それは、バチコンでも言える事で、バチコンでは基本夜焚きの船で行います。
実際、夜焚き時に満月だと船のライト以外に月の光があり、ライト周辺に魚が集まりにくいです。
それが新月の闇夜なら、夜焚きの光が目立ち、そこに魚が集まって来る=釣果に繋がると考えられます。
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