釣りをしていて魚を持ち帰り美味しく食べるのも釣り人の醍醐味ですね。
ですが、吊り上げた魚を上手に持ち帰らないと、魚が生臭かったり、美味しく食べられない場合があります。
釣った魚を美味しく食べるには、吊り上げた後の処理である【血抜き】が重要になります。
その血抜きを行う時にナイフを使ってうまくいかなかったり、魚が暴れて苦戦した経験はありませんか?
そんな時には魚用のハサミが大活躍します!
今回の記事では、その血抜きを行う際に使う魚用ハサミの紹介になります。
血抜きには意外と使えるハサミ。
- 大きい魚でも延髄を一撃で切れる
- アジなど数が多く釣れる場合も素早く血抜き出来る
魚の血抜きはハサミがベスト!血抜き用ハサミでナイフは卒業!

魚の血抜き。ハサミで切断する位置をしっかり理解しよう
魚の血抜きをする時、エラの部分を闇雲に切っているだけだと上手く血が抜けません。
血をしっかり抜くには延髄をしっかり切り落とさなければいけない。
延髄を切り落とすのに、アジの様な小さめの魚ならばナイフで一撃で決められると思いますが、少し魚体の大きい魚だと、かなり暴れて危険。
しかも延髄も中々固いので、ナイフが入っても硬くて切れないという場合があります。
その為には、やはり100円ショップのハサミやキッチンバサミよりも、魚専用に開発されたハサミの方が力も入りやすく延髄を切るのは簡単です。
握り手の所は大きく力が入りやすい形状で、刃先があまり長くなく、力が入りやすい様なハサミを選ぶといいでしょう。
切れやすいハサミを使っても、魚が暴れてを怪我したりする可能性もあるので、大きいサイズの魚の血抜きをするならば一旦脳死をさせて、暴れるのを最小限にする事がベストです。
ハサミを使った上手な血抜き方法
まず血抜きをする時には延髄を切断しなければなりません。
良く釣られる人気ターゲットのアジは、味も美味しく釣りやすいです。
アジ位なら血抜きをしないという人も多いと思いますが、美味しく食べるには血抜きをした方が断然美味しくいただけます。
アジ位の魚ならばハサミでエラから延髄にかけて一発ハサミを入れるだけで、十分。
延髄にハサミが入ったら海水を入れたバケツなどに5分程突っ込んでおいけばある程度血は抜けます。
釣りのジャンルでバチコンと言う言葉を耳にした事はありませんか? バチコンって何?どうゆう釣りか分からない。 バチコンって言葉をよく聞くけどなんだかよく分からない バチコンがどん[…]

皆さんどのようなクーラーBOX使っていますか? クーラーBOXには、サイズからグレードと種類が沢山あり、どんな釣りをするかによってサイズなどを使い分けた方がいいです。 今回、ダイワのプ[…]
魚の血抜き時をしても魚が生臭い場合の対処法
魚の血抜きをして、いざ家に持ち帰り、魚を捌いて刺身で美味しく頂きたいところですが、血抜きをしたにもかかわらず生臭さが残ってしまう場合があります。
原因としては‥
- 血抜きがしっかり出来ていない
- 内臓が残ったまま時間がたったから
その様な事が考えられます。
でも、せっかく持って帰ってきた魚を食べずに捨ててしまう様な事は絶対にしたく無いので、自宅に持って帰ってきてからの生臭さの対処法を紹介します。
塩を振ってしばらく放置
鱗をひき、内臓を取り出し、血合いを綺麗に洗い流した後に魚に、塩を塗り込みしばらく放置します。
そうすると魚の臭みである水分が、塩によって吐き出されます。
この時、まな板などの上で行い、まな板を斜めにして吐き出された水分がシンクの中にダラダラと落ちる様にしておくと調理台も汚れず行えるでしょう。
ある程度時間を置き、水分が出たら真水で洗い流し、残った水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
塩を振ったまま時間を置きすぎると、臭みだけでなく旨味成分まで吐き出されてしまうので、10分程度を目安に行うと良いです。
この方法でほとんどの臭みは抜けますが、刺身で頂く場合に皮をひいた時に残った鱗が付いたり、微妙な残った臭みがある場合があります。
自分は気にせず食べますが、少しの臭みも気になる場合や、もっと手の込んだ下処理をしたい人は切り身にした後にもうひと手間入れるとかなり美味しくいただけます。
切り身を酢水で軽く洗う
三枚卸しにし、食べやすいサイズに切る前にもうひと手間加えます。
三枚卸しにし、皮をひく。
その状態の切り身を酢水で軽く洗い流します。
この手間を加えると
- 残った臭みが消える
- 取り切れなかった、または付いてしまった鱗が洗い流せる
めんどう臭そうに見えますが全然簡単な事です。
酢水の濃度は特に決まりはないですが、ボール一杯に対して塩15g程度で十分。
ただし洗った後にキッチンペーパーでしっかり水分を拭き取る事を忘れないようにしましょう。
釣った魚はしっかりと締め、上手に処理をする事でスーパーの魚より断然美味しく頂けます。
釣った魚は食べるのが危険だと間違えられる事が多いですが、どこに置いてある魚も元は海にいる生きていた魚です。
下処理をしっかり行い、釣り人の醍醐味である鮮度の良い美味しい魚を頂きましょう!