プランクトンとは一体何?魚のベイトのプランクトンの正体とは?

魚は普段小魚を捕食するフィッシュイーターもいればプランクトンをベイトとしている魚も沢山居ます。

そんな海に生息するプランクトンという名前を聞いた事はあるけどハッキリと何者なのか分からない人は多いのではないでしょうか?

 

今回の記事では海に生息するプランクトンについて解説していきます。

 

プランクトンの存在を知り、プランクトンがどんな役割をしているのか?どのような生き物なのか理解する事で、釣りをする上でのルアー選定や魚の釣れるタイミングなど、釣り知識が増える事は間違い無いでしょう!

 

 

 

 

 

プランクトンとは一体何?魚のベイトのプランクトンの正体とは?

まず簡単にプランクトンの正体を説明すると、海に存在する【小さくて泳ぐ事の出来ない漂っている生物】それがプランクトンです。

 

そんなプランクトンは、どこからやってきて何故海にいるのか?

そしてどんな種類がいるのか?

 

釣りをしていると

「プランクトンが〇〇…」

なんて言葉をよく聞く事は多いのではないでしょうか?

釣果に直接直結する存在であるプランクトンをよく理解して、釣り知識を上達させましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

プランクトンの種類は何がいるのか?釣りに関係するプランクトンとは?

まずプランクトンといってもプランクトンにもかなりの数が存在し、その数は何万種類にもなると言われています。

それでもおおまかに大別される種類があり、それが【動物性プランクトンと植物性プランクトン】になります。

 

動物性プランクトンで代表的な物と言えば

  • ミジンコ
  • オキアミ

などがあり、植物性プランクトンでよく聞く代表的なものと言うと

  • ミカズキモ
  • アオミドロ

などを想像するのでは無いでしょうか?

記憶力の高い人は昔学校の授業で習った時に聞いたことがあるようなプランクトンですね。

 

ですがミカズキモやアオミドロは池や沼などに生息する可能性が高く、海に生息する植物性プランクトンは珪藻類などが主流になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プランクトンは一体どこからやってくる?

そんなプランクトン達は顕微鏡でしか見れないようなかなり小さいサイズの物から肉眼で確認出来る程の大きさの物まで様々なのですが、そんなプランクトンは一体どこからやってくるのかと疑問に思った事はないですか?

 

実はプランクトンは、どこからともなく自然発生するわけではなく、プランクトンにも卵や親がいて繁殖しているのです。

 

植物性プランクトンは、条件を満たすと増殖していき、植物性プランクトンが増えると動物性プランクトンが発生し、植物性プランクトンを餌に動物性プランクトンが増えるという現象が起きるのです。

 

さらに植物性プランクトンは光合成をして海の中に酸素を供給する大事な役割をしているのです。

 

そのプランクトンが大量発生して海が赤く見える状態を赤潮と呼びます。

 

実はプランクトン自体も色素を持っています。

普段は見えないのですが、プランクトンが大量発生して多くまとまり赤く海を染めてしまう現象が赤潮。

その多く発生したプランクトンが生きていく為に必要な酸素を使い、海中の酸素濃度が下がり、魚が死んでしまう現象が起きてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

海に大事な存在のプランクトン。プランクトンによる食物連鎖

プランクトンには海にかなり大事な存在で、プランクトンがいないと生態系が崩れてしまうとまで言われています。

プランクトンがいる事で小魚が成長し、その小魚をベイトとする大きな魚が成長するような食物連鎖が海の中では起こっているのです。

 

植物性プランクトン

↑餌

動物性プランクトン

↑餌

小魚

↑餌

大きな魚

 

 

そんな感じで食物連鎖が発生ていて、最終的に魚の死骸やフンがバクテリアによって分解され、植物性プランクトンに取り込まれていくというバランスの取れた生態系が出来ているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プランクトンがいる事で魚の居場所を考えられる

 

じゃあなんとなく気付いているいる人もいるかもしれませんが、プランクトンがいる場所がわかる=魚の餌が豊富という事になるので、プランクトンがいる場所がわかると釣果につながる事になるのです!

 

プランクトンが豊富な場所に魚が集まりやすい他、プランクトンの行動が活性化するタイミングも存在します。

それが釣りをする上でのゴールデンタイムとなる朝マヅメと夕マヅメ。

 

『遊泳能力を持たないプランクトンが活性化するってどうゆうこと?』

と思うかもしれませんが実はそんなタイミングも存在するのです。

なぜそんなことが起こるのかというと、植物性プランクトンは光合成する為に朝日の出る朝マズメに光合成する為に海面に浮上する性質を持っていて、その植物性プランクトンを餌とする動物性プランクトンが集まるです。

 

その動物性プランクトンを餌とする魚が餌を求めて集まり、小魚をベイトとするフィッシュイーターが集まる食物連鎖が朝マズメには発生しているのですね。

 

逆に夕方の夕マヅメには何が起こっているのかというと、夜行性である動物性プランクトンは、日没に向けて活動が活発になる性質を持っているので、その動物性プランクトンを求めて魚が活動を活発にするのです。

 

 

じゃあ動物性プランクトンを捕食している魚とはどんな種類がいるのか?

海釣りに関するプランクトンを主食とする魚は主に・・・

  • マアジ
  • イワシ
  • サバ

主にプランクトンを主食とする代表的な魚の種類はこんな感じですが、アジや鯖はサイズが大きくなると小魚を食べるフィッシュイーターになることもあります。

この写真はアジを捌いた腹の中から出てきた小魚なのですが、これがアジが小魚を食べるいい例です。

アジの生態について細かく解説した過去記事の【アジの生態】釣るにも食べるにもアジの生態を知っておこう!でアジの生態について詳しく解説しているのいるので、気になったら覗いてみましょう。

 

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海に絶対に必要なプランクトンは目で見ることは中々難しいのですが、プランクトンがいる場所を想像すると魚が集まる食物連鎖が起こっていたり、プランクトンを主食とする魚を理解することで、プランクトンが集まる場所にどんな魚がいるのか?また、その魚を狙ったフィッシューイーターが集まるのではないであろうか?など想像しがら釣りをすると釣果アップに繋がったり海の中を想像する釣りの楽しみが広がることでしょう。

 

プランクトンの生態をもっと理解して釣りの楽しみ方を増やしていきましょう!