【アジの生態】釣るにも食べるにもアジの生態を知っておこう!

釣りをするターゲットとしても食卓に並ぶ魚としても日常でかなり身近なアジですが、意外とアジの生態については詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか?

 

アジを釣るにしてもアジを食べるにしてもアジの生態について詳しくなれると色々な所で役に立つので今回を機会にアジの生態について勉強していきましょう。

 

  • アジが普段どんな行動をしていてどのような物をベイトとしているのか?
  • アジの回遊する所はどんな所なのか?
  • 旬な時期と美味しく食べられる時はいつなのか?

 

今回はそんなアジの生態について解説している記事になります。

 

そんな感じでアジの生態について、釣りをする人もそうでない人も普段よく扱う魚のアジについて詳しくなりましょう。

 

 

 

 

 

【アジの生態】釣るにも食べるにもアジの生態を知っておこう!

 

まずはアジの種類について、普段見慣れているアジの正式名称は【マアジ】と呼び、アジ科を代表する魚なのですが、実はアジ科の魚は他にも沢山の種類がいるのです。

 

 

  • マアジ
  • マルアジ
  • メアジ  
  • ムロアジ
  • シマアジ
  • ロウニンアジ

 

など・・・

 

他にもアジ科の魚は種類が沢山いて、その種類は150種類にもなると言われています。

 

上であげた中でも【GT】とも呼ばれるロウニンアジは体重や体長もマアジとは桁違いで体長150㎝体重60kを超える個体もいて、沖縄などでは釣りのターゲットともされます。

 

 

実際筆者はお目にかかった事も当然釣った事もないですが、YouTubeなどで見かけるGTとの釣りでのファイトは人体を持っていかれそうな程の激しい引きでGTを釣り上げる事は夢でもあります。

 

 

 

ロウニンアジやシマアジなどは見分けがすぐにつきますが、メアジやマルアジなどは結構見分けがつきずらい種類もいるので、見分け方についてはまた今度の機会に記事にしようと思います。

 

今回は主に市場に並んでいたり、釣りで釣れるマアジとマルアジの生態について解説していきましょう。

 

 

 

 

 

 

アジの活動しやすい海水温とは?

アジは比較的年中狙えるターゲットとされていますが、アジにも活動しやすい環境があります。

つまりアジの過ごしやすい海水温が存在するということです。

アジの住みやすい海水温がわかる事で釣りをする際にはかなり有利に働く事が多くなりるのです。

 

そのアジの活動しやすい海水温というのは12度〜24度位かなといった感じ。

 

これは自分が年間を通してアジングをしてきて釣果のある時期の海水温を調べた結果なので、そこそこ信憑性はあるんじゃないのかなと思います。

 

詳しくは新潟でアジングの時期はいつか?1年の中で狙える時期を特定!の記事で年間の釣果について解説しているのでそちらの記事で見てみましょう!

 

 

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あくまで目安になりますが実際海水温が24度を超える8月上旬あたりは、釣れないわけではないのですがかなり釣果は落ちます。

 

そして、海水温が下がり始める9月中旬位からまた釣果が上がり始める事から、意外と信憑性はあるのではないかなという感じ。

 

アジに限らず体温の調整のできない変温動物の魚は1度の海水温の変化にも非常に敏感で、人間で言うと1度の海水温の変化が4度も5度も変わったような感覚だと言われているのです。

 

なので釣りをするならアジに限らず海水温を気にする事はかなり重要という事になってきますね。

 

そんなアジには釣れやすい適水温という温度もあるのでアジを釣る為に適水温から釣れるタイミングを考えよう!の記事でアジの釣れやすい適水温を知っておくと釣果アップはまちがいないはずです。

 

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アジが普段食べている物は?食生は何があるのか?

 

アジが普段ベイトとして食べている物は一体何なのかというと・・

 

  • プランクトン
  • 小魚

 

主にこの2パターン。

アジがベイトとするのはプランクトンとベイトフィッシュの2パターンがあります。

 

 

 

プランクトンとは?

簡単にいうとプランクトンとは、泳ぐ事ができない生物で、海の中で浮遊している生物の事を言います。

 

プランクトンについてもう少し詳しく知りたい人はプランクトンとは一体何?魚のベイトのプランクトンの正体とは?の記事でプランクトンについて詳しく解説しているので覗いてみましょう。

 

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プランクトンには動物性プランクトンと植物性プランクトンが存在します。

 

昔学校の授業で習った事がある記憶がある人もいるかもしれませんが、アオミドロやミカヅキモなどが植物性プランクトンにあたり、動物性プランクトンにはミジンコや、大きいサイズではオキアミなどが存在します。

 

アジの基本的なベイトは動物性プランクトン。

 

アジはイメージ的にプランクトンを主に食べていそうな感じがしますが意外としっかりとフィッシュイーターで、小魚をベイトとする事も多いのです。

 

実際、釣れたアジを捌いていた時に腹から出て来た小魚と遭遇するのはよくある事。

 

写真はショアからの釣果で夕マズメに釣れた尺アジの胃の中から出て来た物です。

 

プランクトンをベイトとするプランクトンパターンが主流になるアジなのですが、このように小魚をベイトとするパターンも多くあるのです。

 

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アジの回遊時間や行動範囲とは?

アジをターゲットとした釣りをするアジングやサビキ釣りをする場合には1番気になるであろうアジの回遊時間と行動範囲。

 

アジは基本回遊魚で、群れをつくり回遊しています。

 

 

そんな回遊性の高いアジですが、アジには実は回遊型と居付き型の2種類がいるのはご存知でしょうか?

 

アジは回遊性が高く、基本は回遊している魚なのですが、内海に居着いている場合があるのも事実です。

内海に豊富なベイトがあり、アジの居心地がいいポイントなどに居付きアジがいる可能性が高くなります。

 

筆者のマイポイントは居付きアジと回遊アジが交互に回遊するようないいポイントなのですが、居付きアジがいる事はいるのですがワームに見慣れているいわゆるスレている可能性が高いことが多いのです。

 

回遊アジの回遊してくる夕マヅメや朝マズメはワームに簡単に反応する反面、居付きアジがいるであろう時間帯はルアーへの反応がイマイチで、アタリはあるのに乗らないという現象が起こりやすい。

 

そんな居付きアジに効果的なのはアジのリアクションバイトを誘うダートアクションがかなり有効的になります。

 

リアクションバイトを誘うアジングのダートアクションは、ダート専用のジグヘッドを使ったり、アクションによって行うことが出来るので、時間帯やポイントによってアクションやジグヘッドやワームを変える事によりかなり釣果に変化がある事でしょう。

 

 

アジは基本的には回遊していて朝夕マヅメには漁港内にも入り込んできますが、日中の明るい時間帯などは少し沖に出て行きます。
 
そんなアジの回遊ルートを攻略すると釣果アップに繋がる事は間違い無いのですが、その回遊ルートを見極める事が中々難しい。
 
基本的には潮通しのいい場所や流れのヨレている様な場所を狙ってランガンするのが1番の攻略法なのではないかなといったところです。
 
 
  • 漁港の先端
  • 堤防の角
  • 堤防の足元

 

この辺を意識してランガンしてみましょう。

 
 
 
 
 
 

アジの生態。産卵期を理解する

アジにも当然産卵する産卵期という物が存在します。

アジは産卵期前に荒食いをするので、アジの産卵期を理解していると産卵前の【荒食いアジ】に出会える事が出来るので釣果アップにつながることは間違い無いでしょう。

 

そんなアジの産卵期はいつなのか?と、いったところですが、アジには回遊型と居付き型がいるという話をしました。

 

その居付き型と回遊型との違いや地域によって産卵期は異なるのですが、マイポイントである新潟では4月〜6月あたりが産卵期なのではないかなと予想しています。

 

実際の所4月上旬はまだまだ水温が低く、あまり釣果は上がりませんが、4月下旬辺りから卵を持ったアジが朝夕マヅメをメインに釣果が上がることが多い。

 

5月のゴールデンウィーク辺りはかなり釣果も上がり、6月になると釣果が落ちて大きい個体は沖へ出ていくイメージです。

 

それぞれ自分のポイントでの産卵期を意識して、荒食いアジを狙ってみましょう。

 

 

 

 

 

アジの生態を知った上で旬なアジを食す!

釣りをするならばもう一つの楽しみである【自分で釣った魚を食べる事】

自分で釣った魚を自分で捌いて好きな料理にして食べる魚の味は絶品で、その味を楽しむために釣りをしていると言っても過言ではありません。

 

その中でもアジは味が良いことからアジと名付けられたとも言われていて、今まで様々な釣った魚を食べましたが、なんだかんだでアジはメチャクチャ美味いです。

 

魚によってはサイズが小さいと刺身で食べるには脂のノリがイマイチだったり、ちょうど良いサイズじゃないと美味しく食べられなかったりする事が多いですが、アジはサイズが小さかったりデカすぎたりしても美味しく食べられる料理の幅も豊富です。

 

そんな美味なアジの更に美味しい旬なタイミングはいつなのか?といったところなのですが、アジの旬は5月6月に釣れたアジは脂のノリがヤバいです。

 

4月下旬あたりから産卵期を迎えて釣果が上がり、5月あたりに釣れる尺アジなどはかなり脂が乗っていて本当に美味しい。

 

6月あたりになるとショアからの釣果が落ち始めサイズのある個体をショアから釣るのはなかなか困難になりますが、そんな時に熱いのがバチコン。

バチコンではショアから沖にでたサイズの大きいアジを水深のあるポイントで狙う釣りになるのですが、そのバチコンで釣れる尺超えのアジが脂のノリもかなりあり格別に美味しいです。

 

 

そこらへんのスーパーで売っているアジには比べ物にならない程のかなり質のいいアジになりますね!

 

そんな尺越えの絶品アジを楽しみたいなら6月位にバチコンをするのがおすすめですね。

バチコンについてよくわからない場合はバチコンについて詳しく書いてある記事も多数あるので参考にしてみてください。

中でもバチコンについて詳しく書いた記事のバチコンってどんな意味?バチコンアジングで【尺アジ】連発!の記事でバチコンについて詳しく書いているので参考にしてみてください。

 

 

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とにかくアジングでショアからアジを狙うにもオフショアのバチコンでギガアジを狙うにも時期によって脂のノリと味はかなり変わってきます。

アジを釣るにも食べるにもアジの生態や旬な時期を知ることで、美味しいアジに出会える可能性はかなり上がってくるのがわかったでしょうか?

 

アジの生態や主なベイト、旬なタイミングなどアジングをしているアジンガーならアジについてもっと詳しくなるべきです。

今回の記事を参考にしてアジについて詳しくなる事でアジングに限らず、魚に詳しい釣り人になれるはず。

 

 

魚の生態を知り、釣りとアジの生態についてマスターしてしまいましょう!

 

 

ではまた