釣り具で使われるタングステンという素材をしっていますか?
釣りをやる人なら「タングステンだから重くていい」とか、「タングステン製だから耐久性があっていい」なんていう事を聞いた事があるのではないでしょうか?
では、いったいそのタングステンとはどんな素材で、なぜタングステンが使われている釣り具はあんなに高いのか?
今回の記事では高価なタングステンについて、
- タングステンを使う釣り具のメリット
- タングステンとは一体なんなのか!
- タングステンは何処に存在するのか?
などを解説していきます。
釣りで使うタングステンとはどんな素材?比重の違いが大きく影響
まず、釣り具にタングステンが使われるメリットは何なのか?という所を結論から見ていきましょう!
ダングステンを使うメリット
- 比重が高く他の物より小さいサイズで作られている
- 小さく作れる為、飛距離が出る
- 高感度
- 沈下速度が早い
- 強度が高い
タングステンが釣り具に使われるメリットはこんな感じ。
タングステンは確かにメリットだけ見れば釣り具に使われる素材としてかなりいい素材に見えますね。
そのタングステンという素材は、まずどのような素材で、釣り具にどのような所で使われているのか?ゆっくり解説していくので、勉強していきましょう。
タングステンの正体

タングステンという素材がそもそもどんな素材なのか?といったところから解説していきましょう。
タングステンとは?
つまり硬くて重い金属って事です!
超硬合金とよばれ、戦車などの軍事製品や、ドリルなどの切削工具などもにも使われています。
医療器具や自動車、精密機械などによく使われている有能的なレアな超合金なんです。
そんな硬くて重いタングステンを釣り具で使う意味とは一体なにがあるのか?
またどのような場所に使われるのか?気になるところです…
釣具でタングステンが使われている場所
- スパイクブーツのスパイクピン
- メタルジクの素材
- ジグヘッドのウエイト
- 釣りで使うウエイト
基本はその様な重さを必要とするウエイト部分や、硬さを必要とする場所などに使用されます。
ダイヤモンドに次ぐ硬さのタングステンが釣りで耐久性を上げる
超硬合金と呼ばれるタングステンは、超硬い。
硬さの値を示すビッカース硬度と言う値があり、単位はHVと表されるのですが、ビッカース硬度で見ると世界一硬いと言われるのがダイヤモンドで、次に硬いのがタングステンです。
※ダイヤモンドより硬い石が世界にはあるそうで、ダイヤモンドが世界一硬い石ではないそうですが、ここでは省略。
なにはともあれ、タングステンの硬度はダイヤモンドに次ぐ硬さなのです。
そんな硬さを持っているタングステンですが、硬さは釣りにどう影響するかと言うと耐久性の問題。
スパイクブーツなどタングステンでできている物は、摩耗してスパイクピンが減っていく速度が全然違います。
少し高価ですが、安い物をこまめに新しくするくらいだったら、初めから高価なタングステン製を購入したほ方が総合的にコスパはいいです。
釣り用スパイクブーツを探しているならタングステンピン搭載のスパイクブーツを探しましょう。
RBBのフェルトスパイクの中にタングステンピンが搭載された物。
タングステンを使用しているのに1万円弱で買えるのはコスパ最強です。
ですが、フェルトは少し乾きづらいのでちょっと大変ですね。
個人的にはスパイクピンだけのタイプの方が好きです。
フェルトって何だか分からない。そんな人は、スパイクブーツのフェルトってどこで使えるの?スパイクブーツの種類と選び方。の記事でフェルトについて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
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タングステンが釣りのルアーに使われるのはなぜ?

そんなレアな超合金のタングステンは高価なのになぜ釣り具で使われるのか?

タングステンは硬いだけではなくて、比重が高いため鉛などよりも小さいサイズでルアーや重りを作ることが出来ます。
小さいとメリットが沢山!
- ショアでは飛距離が出る!
- オフショアでは沈下速度が速い!
沈下速度が速いと何がいいのかと言うと、オフショアの縦の釣りの時に他のアングラーよりも早くボトムを取る事が出来ます。
ボトムを取った瞬間にバイトする事もあるし、着底後、魚の群れが散ってしまう事もある。
なのでタングステンのルアーを使って誰よりも早くボトムを取る事で他のアングラーよりも確実に魚に多くコンタクト出来るので釣果アップになる事は間違いなし。
オフショアの釣りでは、タングステン製のメタルジグは比重が重くて小さく作られているので、キャスト時よく飛びます。
キャストの距離が長ければその分広範囲を探れる事は間違いなし。
シャアジギなどでナブラの奥に届かない時などは悲しくなるので飛距離がある事は釣りには欠かせないですね!
さらにアジングのジグヘッドでもタングステン製はあります。
ジグヘッドがタングステンだとg数はそのままで小さく作れるので感度が劇的に違います。
高価だがタングステン製の釣り具で釣果アップは間違いなし

魚に1番近い釣り具はルアーです。
その次にラインがあって竿があってリール、人間の手。
魚に1番近い釣り具は1番こだわりたいところ。
ロストを心配して安いルアーを買うのは否定しませんが、釣れなきゃ意味がないです。
お金をかけて1番釣果に影響するなら迷わずタングステン!
ルアー全部をタングステンにする必要はないと思いますが、ひとつくらいはタングステン製のルアーを持っているとかなり重宝します。
タングステン製のメタルジグとタングステン製のメタルジグ二つ持っていると、その違いに気づくはずですよ!
釣果を上げるタングステン製ルアー紹介。

という事で、タングステン製ルアーを紹介していきます。
色々な釣りのルアーでタングステンは使用されていますが、オフショアではタイジギ、ショアではショアジギングで使うルアーに注目してみましょう。
ダイワTGベイト
もはやタイの餌TGベイト。
僕も初めて鯛を釣ったときは、TGベイトで鯛釣りました。
他に鉛製のメタルジグも持っていきましたが、ダングステン製のメタルジグとの沈下速度の違いは全然違います。
他の鉛製のメタルジグを使っているアングラーよりも先にボトムに着底するので手返しの良さが断然違う。
キャストをしないオフショアでもタングステンの効果はアリですね!
TGベイトは今人気のSLJで使える20g~タイジギで使える100g以上もラインナップされているのでかなり幅広く使えるでしょう。
ビンビン玉スライドヘッド
タングステン製タイラバ。
タイラバでもタングステン製はあるのでタイラバを買うときも素材に注意して見てみるといいと思います。
タングステン製なので沈下速度が速いのはもちろんの事、比重が高く、鉛のタイラバより小さく作られているので感度は良好で小さいベイトサイズにも対応出来ると言ったメリットもあります。
タングステン製でとりあえず損は無し。
月下美人 アジングジグヘッドTG
- 飛距離アップ
- 沈下速度アップ
- 感度アップ
タングステン製の釣り具は少し高価ですが、必ず釣果アップにつながる物なので迷わずタングステン製のルアーは1つは持って行きたい所ですね!
今回はタングステンについての話でした。
釣り具は色々な素材から種類から沢山の物がありすぎて良く分からなくなる時がありますが、釣り具ほど値段に比例していい商品になっていく物は無いです。
高いだけで意味のない商品は釣り具には無いと自分は思います。
自分に合った釣り具で楽しく釣りを満喫しましょう。
ではまた