新潟でのアオリイカの釣れる時期と行動。アオリイカの生態を良く理解しよう!

エギングでよくターゲットにされるアオリイカは超人気なターゲットで、アオリイカシーズンにはエギンガーだらけになるほどエギングは人気です。

そんな人気なターゲットであるアオリイカですが、一体どんな時期が一番釣れやすいのかといった疑問はエギンガーには超気になる疑問でもあります。

 

今回は筆者のマイポイントである新潟エギングの適切な時期について、実際の釣果から算出したベストなエギング時期とアオリイカの生態を公開します。

 

  • アオリイカが一体どの様な生き方をしているか
  • 新潟のアオリイカの接岸時期はどんなタイミングか?

 

そんな疑問を持っている方は今回の記事で新潟のアオリイカ事情とアオリイカの生態について本記事で勉強しましょう!

 

 

生態を良く勉強しておくと、エギングでどんなタイミングでどの様に狙えばいいか分かるはず。

 

マイポイントである新潟県ではどんなタイミングで釣れ始め、大体どの時期にエギングすればいいのか?

新潟を拠点にエギングをしている人には少しは参考になるはずです。

 

 

 

今回の記事内容

  • 新潟のアオリイカは成長シーズンの新子を狙うべき
  • アオリイカは水温15度を下回ると深場にいく
  • 時期よりも水温基準で動く
  • オスとメスの見分け方はマダラ模様ですぐ分かる
  • アオリイカは下を見ている

 

今回の記事はそんな感じの内容になってます。

 

結論

まずは結論から言ってしまうと新潟のアオリイカのベストシーズンは秋の新子狙いで9月から10月の水温が20℃から25℃位のタイミングです。そして大型の親イカは可能性はあるけど期待は薄い・・・

 

細かく解説していくので良かったら最後までどうぞ。

 

 

 

釣果時期に関係するアオリイカの寿命は1年?

 

まずアオリイカの生態を理解するためにアオリイカの寿命についての話なのですが、なんとアオリイカの寿命は約1年だそうです。

 

 

冬から春にかけて浅瀬の藻などに卵を産みつけ、卵から生まれ夏から秋にかけて20センチほどにまで成長し、寒くなると沖の深場に行ってしまいます。

 

春に卵を産みつけに来る大きな個体を親イカ

秋に卵から孵化した個体を新子と呼ばれています。

 

アオリイカの寿命が1年と言われる理由は、毎年平均したサイズの個体しか上がらない事から寿命は1年程度だと言われています。

 

孵化して小さいうちに他の魚に食べられてしまう場合もあるので卵の数だけアオリイカが居るとは限らない。

そして孵化した個体は成長するために捕食を行います。

孵化したばかりのアオリイカを新子と呼び、新子が秋に成長する為に荒食いをするので、そのタイミングが新潟でエギングをするベストタイミングです。

 

新子がいるという事は、卵を産みつけにくる親イカは新潟であろうと当然いるはずなのですが、新潟で親イカを釣ったという情報が中々無く、新潟で春の親イカエギングは厳しそうです。

 

何故かと言うと、産まれた個体が新潟の冬の寒さを乗り越えられずに死んでしまうか、水温が低い為に卵を産み付ける場所として選ばない為だと言われています。

 

全く親イカが居ない訳では無いでしょうが、水温が低いような場所を産卵床には選ばず、水温が17℃前後の場所を産卵場所とする事が多い為、新潟の春はあまりアオリイカの産卵場所には不向きな事がわかります。

 

新潟の3月4月の海水温は雪解けの関係もある為か13℃から15℃程度で17℃を超えるような時はあまり見受けられません。

 

ですが水温が大きく関係し、水温によって生活の拠点を変えるアオリイカは釣れない地域だからと言っても絶対に釣れないという事もなさそうです。

 

温暖化現象は環境的に問題になっていますが、温暖化による雪の少なさや海水温の上昇による事で、今後のアオリイカの釣れる地域にも大きく関係してくるはずなので、新潟の親イカ事情もどうなるかはわからない所がありますね。

 

 

 

 

アオリイカの釣れる時期は住みやすい環境=水温が関係する。

 

アオリイカが浅場で荒食いをするのは水温が17度から20度位がベストと言われています。

 

15度を下回ると、水温の安定した深場に行ってしまいます。

そして春にまた産卵するために浅瀬の藻に卵を生みつけに来る。

その時のアオリイカを親イカといいますが、新潟で春に釣れる親イカの釣果はあまり聞いたことがありません。

 

産卵するのには水温17℃〜20℃以上が多いと言われていますが、産卵時期には、水温が低い新潟では産卵にあまり適して無い事が考えられます。

 

アオリイカは様々な場所での釣果がありますが、アオリイカは餌である魚を追い求めて何100キロも移動する事もあるので、必ずしも産卵場所=アオリイカが釣れる場所というわけでもないのです。

 

海水温的に産卵場所として適さない新潟ですが、アオリイカの産卵場所であるアマモやホンダワラといった海藻も新潟県沿岸には当然存在しアオリイカの産卵場所になっている可能性は否定できません。

 

少し難易度の高い親イカシーズンを新潟で挑戦してみる価値はありそうですね!

 

 

 

 

 

エギングで釣れる時期が変わる?温暖化が影響か?

実際新潟でエギングをしていて、釣れる年もあれば釣れない年もあります。

 

2020年秋は結構釣果が良く、20杯釣れた日もあれば行けば釣果がある、そんな年でしたが2021年の釣果は寂しいです。

 

自分も夕マズメにほぼ毎日狙いに行きましたが、釣果は本当にタイミングが良く無い限り超イマイチ…

9月ごろからエギンガーだらけで、スレているのも当然です。

 

アオリイカは頭がいいので、釣り人が多くシャクリ倒している場所には近づかない可能性もありますが、実際は水温の高さによる環境の悪さも予想されます。

 

夏の残暑により水温が高すぎると孵化したばかりの個体が無駄なエネルギーを消費しすぎ、あまり大きくならないといった事も考えられるのです。

 

アオリイカの適水温は20℃〜25℃と言われており、新潟の10月上旬で海水温は大体25度位。

 

10月に入ると周りはそろそろエギングシーズンも終わりが近いモードになっていますが、実際10月あたりがいいシーズンかもしれません。

11月でもいいサイズのアオリイカが釣れる時もあります!

 

 

 

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アオリイカの産卵時期の把握にオスとメスの見分ける。

アオリイカにはオスとメスがいます。

こちらがメス。

こっちがオス。

 

見分け方は、模様で結構簡単に見分けられます。

 

メスは模様がドット柄。

それに対してオスは横長に線が書いてある様な模様になっています。

 

 

性別がわかる事によって配慮できる事があり、仮に産卵時期のメスの親イカを釣ってしまった場合にはリリースがベスト。

産卵の為に藻場を目指しているアオリイカのメスを釣って喜ぶのはいいのですが、産卵前の個体は環境にも配慮してリリースを心がけましょう。

 

新潟では、春の親イカのエギングはあまりしませんが、春〜夏にかけての産卵シーズンにアオリイカのメスが釣れたら、たぶんそのアオリイカは産卵しに来たメスの親イカです。

産卵を妨げてアオリイカの新子の個体を減らしてしまう可能性があるので出来ればリリースしてあげたいところですね。

 

今後の釣果に影響するからとかではなくてアオリイカ自体の数が減ってしまったら環境的にも良くない。

 

釣果自体も多い方が良いですからね。

 

 

 

アオリイカは捕食の時下を向いている?

アオリイカは非常に目が良く、色の見分けはつかないけど、明暗の見分け具合はすごく優れているそうです。

音への反応も良くて、ダイバーが酸素ボンベを叩いたらアオリイカが寄ってきたという情報もありました。

 

そんなアオリイカは捕食時に主に下を見て獲物を探している様です。

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色々な捕食動画を見ましたが上に向かって捕食しようとしている個体は居ませんでした。

エギングでボトムを攻めるのはこの為ですね。

そして基本捕食はフォール時に行うのでフォールで抱かせるイメージをしてフォール時に神経を集中させましょう。

 

アオリイカを飼育しながら研究しているヤマシタの研究ブログは凄く参考になります。

ヤマシタエギングブログ

 

 

 

 

新潟のアオリイカエギングは親イカの釣果はあまり期待できないけどハイシーズンの秋には新子のアオリイカエギングはベストシーズンになります。

新潟県は縦に広く上越、中越、下越、佐渡と海に面した地域が豊富で釣りには適した環境が整っている最高の地域です。

釣りはマナーを守り立ち入り禁止区域には入らず楽しく行いましょう!

 

ではまた