釣りをこれから始める人、または始めたばかりでわからない事だらけの人は多いと思います。
釣りでまず最初にぶち当たる壁はメインラインとショックリーダーを結束する事。
その結束が難しくて「ショックリーダーなんているのか?」という疑問にさえなってくるはずです。
そこで今回は、釣り具の中で釣り糸に分類される絶対必要なショックリーダーの話。
ラインも色々と種類がありますが、ルアー釣りをする場合は、感度が良く飛距離の出るPEライン、またはエステルラインを選ぶ事が多くなります。
今回はPEラインやエステルラインを使う時に必要なショックリーダーの必要性を解説します。
- ショックリーダーって結束が面倒臭いけど本当にいるの?
- ショックリーダーは分かるが、必要性が分からない、意味ある?
- ショックリーダーってそもそも何?
ショックリーダーってPEラインと結束するのに何だか面倒だし、必要ないんじゃ無いかと思っている場合は、ショックリーダーについて勉強してショックリーダーの必要性を学ぶべきです!
ショックリーダーとは?ショックリーダーの必要性を理解してレベルアップ!
まずショックリーダーって何?って人の為に、ショックリーダー自体が何なのか?という所から。
ショックリーダーとは?
リーダー長さ | |
アジングなどライトゲーム | 30㎝程度 |
シーバス、シャアジギ、エギングなど | 50〜70㎝程度 |
とりあえず釣りにショックリーダーなんかがいるのか?というところですが…
PEラインやエステルラインを使う場合絶対必要です!
めんどくさがらず結びましょう。
- なんでショックリーダーなんて必要なのか?
- なんでPEラインとエステルラインの場合に必要なのか?
解説していきます。
まずラインの種類はナイロンライン、フロロカーボンライン、PEライン、エステルラインと種類が沢山あります。
それぞれのラインの特徴などをまとめているとかなり長くなっちゃうので今回は省略しますが、大体ルアー釣りを始めた場合で使うのがPEラインではないでしょうか?
PEラインはポリエチレンという素材で出来ていて、細い繊維を編み込んで一本の糸になっています。
そのため細くても強度があり、細さがある為に飛距離も稼げる、そんなラインがPEラインです。
- キャスト時の飛距離のアップ
- 魚のアタリを感じる感度
細く作れるPEラインではメリットは沢山得られます。
エステルラインの素材はその名の通りポリエステル。
エステルラインも同じ様な物で、飛距離、感度ともにPEラインに似ていますが比重が違う。
PEラインとエステルラインの違いについて詳しく知りたい方はアジングにはPEラインかエステルラインか【徹底比較】高比重PEがおすすめ!でPEラインとエステルラインの違いを解説しているので、気になる方は覗いてみてください。
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そんな感度、飛距離、強度ともに優秀なラインにも弱点はあって、瞬発的な衝撃や根ずれに非常に弱いです。
魚が釣れた時の瞬発的な衝撃や、海中に沈んでいるテトラポッドや障害物にPEラインが擦れた時。
または、魚の背びれなどにPEラインが絡まってラインブレイクしてしまうなど…
その弱点を解消してくれるのがショックリーダなのです。
根ずれや瞬発的な衝撃を吸収してくれるショックリーダー
ナイロンラインやフロロカーボンラインを使用する場合は、ショックリーダーは必要ありません。
なぜならライン自体がショックリーダーと同じ素材だから。
その代わりナイロンラインやフロロカーボンラインを使用した場合、PEラインやエステルラインの様な高感度、長い飛距離を得られません。
アジングなど軽いリグを使う釣りでは特にライン選定は間違いたくない所ですね。
PEラインとエステルラインの弱点である瞬発的な衝撃とは?まさに魚が食いついてきた瞬間に起きます。
PEラインやエステルラインは伸びがほぼ無いために高感度が得られるのですが、そのかわり魚が食いついた瞬発的な衝撃でラインが切れてしまう場合が多くなってしまいます。
その衝撃を吸収する役割をしてくれるのがショックリーダーなのです。
ショックリーダーのもう一つの役割として、根ずれによるラインブレイクも防ぐ事。
PEラインやエステルラインは本当に根ズレに弱く、テトラポッドなどに擦れると案外簡単に切れてしまう物。
更にヒレの棘が多い魚の背びれなどにラインが絡まってしまった状態で魚が泳ぎまくる所を想像してみてください。
せっかくキャッチできるはずのターゲットを逃す事にもなりかねないのです。
そのラインブレイクを解消する役割をするのがショックリーダー。
つまり何度も言いますがショックリーダーは絶対必要です。
たまに面倒臭がってメインラインに直でルアーを結んでいる人を見かけますが、多分ラインブレイクしまくって後悔します。
じゃあそのショックリーダーはどんな種類があるのか?というところ。
ショックリーダーの種類。ショックリーダーは何を選べばいいのか?
ショックリーダーの種類はナイロンとフロロカーボンがありますが、主に良く使われるのはフロロカーボンです。
ナイロンの特徴として
- PEラインと結束しやすい
- 伸びがある
フロロカーボンの特徴
- ナイロンより伸びが少ない
- 硬さがあり根ずれに強く感度もいい
ナイロンは扱いやすいですが、根ずれにそこまで強くないために感度のいいフロロカーボンが使われる事が多いです。
ナイロンラインのメリットとしては馴染みが良くキャストした際のライン放出がスムーズな事。
ただし、伸びがあるためフロロより感度は劣ります。
フロロカーボンはナイロンより耐摩擦性に優れているが少しナイロンより高価。
ナイロンラインの方が摩擦系ノットを組む時に結びやすいと言われていますが、アジングの様な細いラインではそんなに差はないです。
自分に合った素材を選びましょう。
ショックリーダーの太さの選び方
ショックリーダーにも太さが様々あり、釣りのジャンルによって太さを変えなければいけません。
その太さの選び方ですが…
メインラインの4〜5倍と覚えておくと覚えやすいでしょう。
自分はアジングで使うPEラインは0.3号を使用しているのでショックリーダーはフロロカーボンの1.2号を使用しています。
メインラインの4〜5倍程度の太さを選ぶのが標準の太さと覚えておくと良いでしょう。
ただ、わざとショックリーダーを細くさせる組み方をする人もいます。
ショックリーダーを細くする事で得られるメリットは何があるのかと言うと…
- 高価なPEラインを切りたくない
- せっかく組んだノットを切りたくない
PEラインよりショックリーダーを細くする事で、PEラインの方が強度がある事になります。
根がかりをしてどうしても回収出来ない時などはショックリーダーが先に切れるはず。
ライン毎に買った時の箱にlb表記がされています。
lb(ポンド)の破断強度とは?
リーダーを細くする事でPEラインや結束部を残して回収出来ると言う事ですね。
※ただ、ラインやルアーを海に残さない様にする事がベストです。
海にラインやルアーが残ってしまうとどんどん海が汚れていくので、なるべくボトムを攻めないようにするなど対策をして釣りをするならばキレイな海を保つ努力をしましょう。
反対に、リーダーを太くすればラインの強度が上がるのでは無いかといったらそうゆう訳でもないです。
リーダーを太くする事で確かに根ズレ対策にはなるかもしれませんが、デメリットが多いです。
- ルアーアクションに影響が出る
- ガイド抜けが悪くなる
- 飛距離が落ちる
- スナップが結びづらい
など…
リーダーを太くする事でデカイ魚の瞬発的な衝撃を吸収したり、根ズレに対して耐久性が上がったりと、効果はありますが少しデメリットの方が多い気がしますね。
根が多い場での釣りなどで太いリーダーにしても良いかもしれませんが、それなら自分は標準の設定にしています。
ショックリーダーにも種類によって強度や感度、伸び具合など、感度に直結する物なので、適切な物を選びましょう。
ショックリーダーはPEライン、エステルラインには絶対必要
ショックリーダーはPEラインやエステルラインを使う場合絶対に必要です。
ショックリーダーを結ぶのを面倒臭がっていると結構痛い目をみます。
適切な太さのショックリーダーを用意してルアーフィッシングを楽しんでいきましょう!