アジングで現在主流になりつつあるエステルラインですが、なぜエステルラインがアジングでよく使われるのか?
そもそもエステルラインの特徴とメリットって何があるのか?今回は、そんなアジングで使うエステルラインについて徹底的に解説していきます。
- アジングにはなぜエステルラインが良く使われるのか?
- エステルラインとPEラインの特性と違いとは何なのか?
- エステルラインをアジングで使うメリットは何があるのか?
そんな疑問を持っている人の為に、エステルラインについて詳しく解説していきましょう!
アジングをするならラインにも詳しくなり、使い分けや、それぞれのラインの特性などに詳しくなると、釣果アップにつながる事は、間違いなしです!
アジングにエステルラインを使うメリットとは?
まずざっくりと結論から。
エステルラインをアジングで使うメリットって何があるのか?という所
- 比重が高く海水に沈む
- 伸びが少なく感度がいい
- 風の影響を受けにくい
主なメリットと言えばこんな感じですが、細かく解説していくので気になる方は、読み進めていきましょう。
そもそもエステルラインとはどんな素材で出来ているのか?
まずエステルラインの素材は何で出来ているのか?という所から解説して行きます。
エステルラインの素材は、ポリエステル(PEs)という石油から作られる素材の一種で出来ていて、衣類やペットボトルの原料、カーテンなどにも使われています。
他に釣りのラインで使われるPEラインと言うのはポリエチレン(PE)で出来ており、ラインの名前は、ラインの素材から出来ている事が分かると思います。
そこで今回の本題であるエステルラインのポリエステルについて、ポリエステルをアジングラインに使う事で、どんな効果があるのか?解説していきましょう。
エステルラインは比重が水より高く、アジングには最適!
ラインに比重と言うものが存在し、水の比重が1.0なのに対して、エステルラインの比重は、約1.48程度。
水より比重が高い場合には、ラインは水に沈んでいく性質を持っています。
つまりエステルラインは水に沈む事がわかると思います。
1グラム程度の軽いリグを使うアジングでは、ラインが浮いてしまうと、リグが浮いてしまったり、感度に影響があったりしてしまう。
なので、ラインが海水の中で沈むエステルラインは、1グラム、または1グラム以下のジグ単を使用した場合も、リグが浮き上がらず、しっかりと沈下するメリットがあるのです。
また、ラインが沈む事で、ラインとジグヘッドが一直線になり、アジの吸い込み系の小さなアタリも敏感に感知する事が出来るのです。
そこでPEラインの場合はどうなるのか・・・?
PEラインは比重が1.0以下の物が多いので、ラインは基本浮いてしまいます。
ラインが浮いてしまうと、アジの小さなアタリを感じる事に欠ける他、リグが沈下しずらいと言ったデメリットもある事になってしまいますね。
そんな時に活躍するのが高比重PEなのですが、高比重PEについては、アジングにはPEラインかエステルラインか【徹底比較】高比重PEがおすすめ!の記事で紹介しているので見てみて下さい。
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とにかくアジングでラインが沈む事は結構重要って事になりますね。
エステルラインは伸びが少なく感度いい!
アジングはアジの細かなアタリや吸い込み系の細かな違和感に気が付かなけれいけません。
その繊細なアタリを楽しむのがアジングの魅力でもあり、アジンガーはタックルでどうにか感度を良くしようと試行錯誤しているのですが、ラインで感度を落としてしまっていては、もったいないです。
エステルラインは浮き上がりにくい特徴の他にも伸びが少ない特徴を持っているのです。
ポリエステルと言う素材の特徴で、伸びの少ないラインになり、アジングに適した感度のいいラインがエステルライン。
フロロカーボンラインがアジングに使われる事もあるのですが、フロロカーボンラインは伸びがあり、ショックリーダーなどでも使われます。
伸びがあるフロロカーボンラインは、リーダーを結ばなくていいメリットなどはありますが、伸びのある分感度は落ちてしまいます。
伸びの無いエステルラインは感度がいい分すぐに切れてしまう特徴もあるので、フロロカーボンラインをリーダーに使う必要があるでしょう。
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エステルラインは風の影響を受けづらくアジングには最適
アジングに風は大敵ですが、風を受ける影響もラインによって変わってきます。
流石に風速5mを上回るような時にアジングをすれば、ラインによる影響の差なんかは無くなってしまうけど、軽く風が吹いていても細いラインを使うアジングには大敵。
特にPEラインなんかは、強度が良く、感度も良く、自分も好きだからアジングでも全然使うのだけれど、PEラインは細い素材が編み込まれて作られているので、風の影響を特に感じやすい。
風の影響をラインがもろに受けてしまうと何が起こるかと言うと、ラインが弧を横に描いてしまい、これまた感度が悪くなってしまう。
感度命のアジングで感度を落としてしまわないようにするにはやはり風の影響を受けずらいエステルラインが適しているのではないでしょうか?
エステルラインは、PEラインのように編み込まれて作られているのとは違い、一本の細い糸で、表面もツルツルしている為風の影響はかなり受けずらい。
そんなに差は無いんじゃ無いかと思うかもしれませんが、使い分けてみると結構その差にはびっくりすると思いますよ。
エステルラインはアジングには適している事は分かりましたか?
- 比重が重く海水に沈む
- 伸びが少なく感度がいい
- 風の影響を受けにくい
そんなエステルラインをアジングで使う事によってアジングの世界観が変わる事は間違いないでしょう。
ただ、エステルラインは、強度が弱い事がかなりのデメリット。
エステルラインは、初めて使うと想像以上に切れやすく、結構いやになる可能性もあります。
実際、自分が初めてエステルラインを使った時も、リーダーを結ぶだけでラインが切れてかなりイライラした経験があります。
外道釣りも楽しみたい人は色んな魚に対応できるようにPEラインも視野には入れた方がいいでしょうね!
実際アジングをしていて外道釣りも楽しみたい自分のようなアングラーの場合は、PEラインを使う事が適していると思いますよ!
実際PEラインでアジングは成立します!