釣った魚の保存方法【自宅で出来る】熟成方法も紹介!

釣りは魚を釣る事が目的ですが、釣った魚をリリースする人もいますが、釣った魚を家に持ち帰り美味しく食べる事も釣りの醍醐味であり趣味の延長です。

 

そこで問題なのが釣った魚をどのように保存するべきなのか?といった問題に直面する事は多いのではないでしょうか?

 

魚を食べる事は釣り人の醍醐味であり、普段食べられないような鮮度のいい魚を食べたり珍しい魚を食べれる事も釣り人の特権なのですが、魚を釣りすぎてしまってせっかく釣った新鮮な魚を持ち帰っても上手に保存しないと最悪な場合腐ってしまったり美味しく食べれない場合があります。

 

釣った魚はをリリースする場合もあると思いますが、釣りをするなら釣った魚を美味しく頂く為に安全に保存したい所。

 

そこで今回の記事では釣った魚を保存する方法を解説していきます。

 

「魚を釣ったけど食べきれないから保存方法を知りたい!」

「魚を釣りすぎてしまってとりあえず保存しておきたい」

「鮮度の保てる保存方法を知りたい!」

 

 

そんな人の為の記事になります。

 

 

 

 

  • 釣った魚は何日保存出来るのか?
  • 釣った魚の保存方法は?
  • 美味しく食べれる期間はどれくらいなのか?
  • アニサキスは大丈夫なのか?

 

 

以上の様な、釣った魚の保存方法が分からなく困っている方には為になる記事になっています。

記事をよく読むと釣った魚だけでなく、魚の保存方法に詳しくなり料理の腕も上がる事でしょう。

 

 

 

 

筆者紹介

 

 
ヒラメ

釣り歴10数年。

釣った魚は基本美味しく食べてます。アニサキスに当たった経験はないが、アニサキスを目で見た事は良くあります。

釣った魚を食べ続けてあたった事は1度も無いです。

 

 

 

 

釣った魚の保存方法【自宅で出来る】熟成方法も紹介!

釣った魚は普段食べられない珍しい魚種や、時期によっては脂の乗り方がスーパーで買う魚とは格別に違って、めちゃくちゃ美味しく食べられる釣り人の特権。

 

そんなめちゃめちゃ美味い釣った魚も保存方法を間違えると美味しく食べられなかったり、最悪の場合腐らせてしまう事もあるので釣り人である以上は釣った魚の保存方法はしっかり学んでおくべきでしょう。

 

 

釣った魚の保存方法は色々ありますが、結局1番コスパもよく丁寧な保存方法はこれが1番!

 

 

 

ラップとキッチンペーパーで包み込んで冷蔵庫で保存!

これが一番です。

その方法を順を追ってを解説していくので読み進めていきましょう!

 

 

まずは魚の保存方法の前準備を確認!

 

釣った魚の保存方法の簡単な手順

  • 内臓、エラは早めに処理する
  • キッチンペーパー、ラップで包み冷蔵庫で保存をする
  • 熟成させる為の冷蔵保存は4〜5日程度
  • 長く取っておく場合は冷凍保存を(保存期間2〜3週間程度)

 

以上簡潔にまとめましたが以下で手順を追って詳しく解説していくので進んでいきましょう!

 

 

 

 

 

釣った魚を美味しく保存する為には早めの下処理を!

まず魚を釣って自宅に持ち帰った際にはまずは下処理は早めにするべきです。

主な下処理とは?

  • 鱗を引く
  • 内臓を出す
  • エラを取る

 

以上の3点が魚の下処理の工程です。

 

 

 

 

釣った魚を美味しく食べる為の下処理!鱗を引く

まずは鱗を引きましょう。

鱗を引く事は絶対的に必要な下準備で、鱗が魚に残っていると食べる時に非常に口当たりが悪いです。

せっかくならば美味しく頂きたいので鱗は丁寧にできるだけしっかりと引きましょう。

全部完璧に無くなるまで引くことは結構困難で、どうしても少し残ってしまう事がよくあるのですが後で対策があるのである程度綺麗に引く程度に思っておいていいでしょう。

 

アジ程度の魚なら包丁でやってしまいますが鯛など魚体も大きく鱗も大きいような魚には鱗が飛び散らない鱗取りが結構活躍します。

この鱗取りを使って広範囲に鱗を取り、背ビレ周りなど細かい箇所は包丁で行いましょう。

 

 

 

 

 

鱗を引く事は保存後の調理前にやっても良いのですが、時間があれば事前にやっておくと調理時の時間短縮になるので鱗は処理しておいた方が良いでしょう。

 

魚を熟成させる為に鱗は残した方が良いと言う人も居ますが、自分は先にやってしまいます。

 

なぜなら頭が残っている時の方が鱗が引きやすいから。

 

頭を落としたり、内臓を出した状態の魚体だと鱗が引きずらく、更に熟成されて身が柔らかくなった状態からの鱗を引く行為は身を痛めてしまうから。

 

なので鱗は最初に引いてしまう事がベストです。

 

釣った魚の中でも人気魚種であり比較的釣る事も多く、美味しく食べれるアジは人気です。

 

アジの簡単な捌き方は、素人でも簡単にアジの刺身が出来る!釣ったアジの刺身用捌き方解説の記事で紹介しているので、アジの捌き方で困ったら見てみましょう!

 

 

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アニサキスを身に移動させない様に早めに内臓の処理を!

 

次に内臓を出します。

 

内臓は出来ればその日に出す事が理想。

もしくは、氷締めしてあるクーラーに入れた場合に限り、次の日に持ち越しても大丈夫です。

 

釣りから帰って来てクタクタで「今から魚の処理をするなんて無理!」ってなった経験は多分釣り人なら誰もが経験するはず。

 

 

そんな場合にクーラーボックスで氷締めして次の日に持ち越す事は出来ますが、保冷力のあるクーラーボックスの方が当然安心感が違います。

 

 

 

 

 

ハラワタを早めに出す理由として、

 

  • アニサキスが魚の身に入ってしまう心配があるから
  • 腹の身が溶けるから

 

そんな理由から内臓は早めに処理するべきです。

結構釣った魚ばかりにアニサキスがいると勘違いされがちですが、アニサキスはどんな魚にも存在します。

 

実際、店で買う魚は安全に思えますが、1匹物を購入して捌いた時にアニサキスに出会った事もあります。

 

アニサキスは主に内臓に寄生し、魚の内臓が機能しなくなり鮮度が落ちていくと身の方へ逃げていくのです。

 

なので内臓はアニサキスが身に入らない様に早めに処理しましょう。

 

 

 

 

 

釣った魚を内臓処理するまでの時間とは?

夜釣りなどをすると、帰りが深夜になる事は結構多いです。

 

深夜に帰って来て疲れているし、夜にキッチンで音をたてるわけにはいかない。

 

そんな場合もよくあるはず。

 

そんな時自分は、内臓の処理を翌日に持ち越しています。

 

少し心配になるかもしれませんが、保冷力の良いクーラーボックスに氷をしっかり入れ、海水で魚を氷締めして、部屋の中にクーラーボックスを置いている場合に限り、内臓処理を翌日に持ち越しても大丈夫でしょう。

 

氷締めとは?

実際の釣果

 

 

 

クーラーボックスに氷と海水をいれ、魚を冷やす事。

海水を入れる事で真水より冷え、手も入れられないほど冷たくなります。

 

クーラーボックスに魚を入れる時の注意点として、魚に直接氷が触れない様にしましょう。

 

魚に直接氷が当たると魚が水分を吸収してしまい、身が水っぽくなってしまいます。

対策としては厚めのビニール袋などに魚を入れておけば大丈夫です。

 

 

その状態なら市場で売られている1匹物の魚と状態はほぼ一緒です。

 

なので保冷力の高いクーラーボックスはかなり需要があり、美味しい魚を食べたいのなら保冷力の高いクーラーボックスを買うべき。

 

自分は3面真空のDAIWAのプロバイザートランクHD TSSを使用しています。

 

ダイワのクーラーBoxは保冷力も信頼度があり、中でもプロバイザートランクHDはオススメです。

 

 

プロバイザートランクHDについては、保冷力抜群の【ダイワプロバイザートランクHD】船釣り用のクーラーBOXで35ℓは1番使えるサイズ。で紹介しているのでプロバイザーが気になったら見てみて下さい。

 

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釣った魚は内臓が残っていると腹が焼ける。

 

 

内臓を早めに処理するもう一つの理由として、内臓が残ったままの魚はそのままにしておくと腹の身から腐敗が始まります。

 

スーパーなどで、下処理をしていないアジなどを買って捌くと違いがわかりますが、腹の身が柔らかくなり過ぎていて腹骨をすく時にちょっと苦労する程。

 

魚は熟成させると美味しいですが、それは下処理をしてからの話で内臓は早めに処理する事がベストでしょう。

 

 

 

 

釣った魚の下処理後の保存方法と熟成時間

下処理が終わったら今度は保存方法です。

 

 

1番簡単な保存方法は

 

  • 1匹を丸々キッチンペーパーで包む
  • キッチンペーパーの上からラップを巻く
  • 冷蔵庫で個別に保存

 

キッチンペーパーで魚を包み余計な水分を吸い取り、その上からラップを巻きましょう。

 

水分がしっかり除去出来ていないと、雑菌が増えていく原因になってしまうのでキッチンペーパーで魚の水分を取り、乾いたキッチンペーパーで包み、その上にラップを巻いて保存する事がベスト!

 

 

その後4〜5日程度、冷蔵状態で放置して熟成させます。

 

魚を熟成させると、旨味が凝縮されて身も柔らかくなりとても美味しいです。

熟成後の魚と釣りたての魚を食べ比べてみるとかなり違いもわかるし、違った味を堪能でき釣り人の醍醐味を実感できるはずです。

 

 

 

釣りたての魚

  • 身に弾力がある
  • 淡白な味わい

 

 

熟成後の魚

  • 旨味が凝縮されて旨い!
  • 身が柔らかくとろける様な食感

 

魚を熟成させると凄く美味しく魚を食べれ流のですが、熟成が長すぎると当然腐敗が始まる。

 

腐敗させてしまったら捨てるしかすべはなくなってしまうのでせっかく持ち帰った魚も勿体無いし魚にも申し訳なく絶対に避けたいと事ですね。

 

 

なので冷蔵保存では4〜5日程度が保存期間の限界と思っていた方がいいでしょう

 

 

ただ元々旬の魚で、脂がしっかり乗っている魚体の場合は、熟成させずにそのまま食べても美味しくいただけるので変に熟成させて腐らせてしまうくらいなら早めに食べるか人にあげるなど対策をとった方が無難でしょう。

 

 

 

釣りすぎてしまった場合はどうするのか?

「熟成方法はわかったけど、食べ切れない量の魚を釣ってしまって人にあげれる環境にいないし4日、5日では食べきれそうにもない!」

 

 

 

そんな場合は冷凍保存しましょう!

 

冷凍保存する場合も、冷蔵保存と一緒でキッチンペーパーとラップで包みます。

 

 

ただし、魚が空気に触れると酸化の原因、冷蔵庫に臭みが残る事もあるので、真空パック容器がベストでしょう。

 

 

自宅で真空パックが出来る真空パックんは魚以外にも重宝するので、気になる方は公式サイトで確認してみましょう。

 

食材長持ち!真空パックん公式通販サイト【暮らしの幸便】

 

 

 

冷凍、冷蔵共にキッチンペーパー、ラップも良いのですが、真空パックすれば空気に触れる事も無いので酸化も防ぎいい状態を保てます。

 

真空パックんについての使い方や、冷凍保存期間など、詳しく書いている記事を見つけたので、真空パックんが気になったら釣った魚の冷凍保存期間はどれくらい?長期保存のコツも紹介!の記事で確認してみましょう。

 

実際に真空パックんを使用している人の感想なので、凄く分かりやすく書かれています。

引用元=てとら釣り×キャンプ

 

 

 

 

 

 

 

釣った魚の冷凍保存期間はどれくらいか?

釣った魚を冷凍保存しても冷凍保存の期間はどれくらいなら食べても大丈夫なのか気になりますよね?

 

業務用冷凍庫ならかなりの期間保存出来ますが、家庭用冷凍庫なら大体2週間から3週間程度が限界です。

 

冷凍庫の開け閉めの具合にもよるのであくまで目安です。

そして、冷凍期間が長いと酸化して品質が落ちてしまいます。

 

冷凍期間が長いと起きる変化は

  • 冷凍焼けを起こす
  • 冷凍臭が付いてしまう
  • 身が酸化して食感が落ちる

 

 

 

冷凍してあれば腐る事は無いですが、時間が経つと品質は落ちてしまいます。

 

冷凍してあっても、なるべく早く食べて美味しく頂くべきでしょう。

 

✔︎POINT

アニサキスが心配な人は冷凍するといいです。

アニサキスは目で確認するか、加熱、もしくは24時間以上の冷凍で死滅します。

 

業務用冷凍庫ならば、24時間の冷凍で十分ですが、家庭用冷蔵庫の冷凍庫で冷凍する場合48時間冷凍すればアニサキスの心配はかなり激減します。

 

冷凍した場合、解凍してから調理しなくてはならないので、解凍方法も知っておきたい所。

解凍方法も勉強しておきましょう。

 

 

 

冷凍した魚の上手な解凍方法とは?

せっかくの美味しい食材美味しく食べる為に上手に解凍して調理したいですね。

 

電子レンジであたためて少し火が通ってしまったり、ぬるくなってしまったりしたら最悪なので解凍もしっかり行い、美味しく魚を頂きましょう!

 

 

 

 

主な魚の解凍方法は?

解凍方法にも種類があります。

 

  • 流水解凍
  • 冷蔵庫解凍
  • 常温解凍

など。

 

常温解凍は常温の場所にただ置いて置くだけで簡単ですが、解凍し終わっているのにも関わらず置きっぱなしにしてしまう場合があるしドリップも出てしまうのであまりオススメしません。

 

自然解凍したいのであれば、最近話題の解凍プレートという商品もあるので中々オススメです。

 
解凍プレートに解凍したい物を置いておくだけで解凍時間が短縮出来る優れもので、ドリップも出ず、洗えば何度も使えます。
 

 

自然解凍の8倍ほど時間短縮になると噂なのですが、解凍まで1時間〜1時間半程かかるので、これから料理をするという場合は少し時間がかかりすぎる。

 

解凍プレートは画期的な商品ですが魚のような接地面の少ない物よりステーキ肉などが適しているようですね。

 

 

かと言って冷蔵庫解凍は冷凍庫から冷蔵庫に移すだけで簡単ですが、結構時間がかかる。

 

 

 

なのでオススメは流水解凍が1番。

 

流水解凍は水をかけて置くだけで解凍され、比較的早めに解凍出来るし、火が通る事も身が痛む事もありません。

 

ただ一つ注意点

✔︎ 身に直接水をかけない事。

 

せっかく上手に保存した魚を長い時間水にさらすのはやめた方が良いです。

 

ベストは密閉された水を通さない袋に冷凍された魚を入れて流水にさらすべき。

 

 

なので保存の時点で真空パック、もしくはジップロックで中の空気を抜いて保存すると効率が良い。

 

 

上で紹介した魚をキッチンペーパーとラップで包む方法で包み、真空パックに入れるのが1番良いですね

 

真空パックのメリットは

 

  • 魚が空気に触れず酸化しない!
  • 冷蔵庫の中に匂いが残らない!
  • 解凍時に流水解凍しやすい!
  • 人にあげる場合見た目が良い!

 

 

ラップで包んでもジップロックで頑張って空気を抜いても良いと思いますが、なんだかんだ真空パックが効率も保存常体もベストです!

 

人にあげる時の見栄えも良くなりますね。下手したらスーパーの物より状態は良い!

 

せっかく釣り上げた魚を上手に保存して美味しく食べてみましょう!

 

 

 

 

釣った魚の保存方法まとめ

 

 

  • 内臓は早めに処理をする→疲れている場合は保冷力ののあるクーラーで魚を氷締めにし、次の日には内臓を出す。
  • キッチンペーパーとラップで包む(真空パックがベスト保存期間は4〜5日。
  • 他は冷凍保存!保存期間は2〜3週間
  • 解凍は流水解凍か冷蔵庫解凍で!

 

 

以上、自宅で出来る釣った魚の保存方法、熟成時間、解凍方法でした。

 

釣った魚を美味しく食べる為に、少し手を加えて最高な状態でいただきましょう。