リールのメンテナンスはしていますか?
リールは常に海水がかかっていて、釣りでは常に使う精密機械。
安値の物でも高価な物でもメンテナンスをしているとしていないとでは持ちが違います。
そのリールのメンテナンスで使うオイルとグリス。
- 実際オイルとグリスの違いはなんなのか?
- オイルとグリスの使い分けはどうすれば良いのか?
- オイルメンテナンスの頻度は?
- 適量はあるのか?
そんな悩みをお持ちの方の為の記事になっております。
今回の記事内容
- オイルとグリスは粘度が違う。
- リールのメンテナンスで使うのは主にオイル。
- リールのメンテナンス頻度は半年に一回はするべき。
- マグシールドは注油禁止。
こんな感じです。
ではゆっくり行ってみましょう
リールのオイル、グリスメンテナンスは必要?必要性について。
釣りをして帰ってくると、大体疲れてリールのメンテナンスなどやりたく無くなってしまいますよね?
けれどリールは高価で、精密機械です。
その高価なリールのメンテナンスを怠ると最悪使えなくなってしまう事もあります。
リールのオイルは、オイルも古くなり異物が混入する事もあります。
古くなったオイルを使い続けるとリール本来の効果が発揮出来なかったり、最悪ベアリング部の破損にもつながるので定期的にオイル交換しましょう!
車のオイル交換と一緒ですね。
✔︎ そこで、リールの注油作業の頻度はどれくらいか?
ずばり、半年に一回は注油しましょう!
実際、日々の釣行後のリールメンテナンスは水洗いだけしていれば充分です。
というか絶対水洗いしましょう!
たまに水をかけるのが嫌で水洗いしない人もいますが、釣行後に水洗いをしないと潮ガミでリールの稼働が悪くなります。
水道水での水洗い方法も記事にしているので、ロッド、リールは水道水で洗って良いのか?釣行後のタックルの手入れ方法。を参考にしてください。
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釣行後のメンテナンスは水洗いで十分ですが、注油作業の目安はどれくらいか?
半年に一回程度です。
注油するオイルが多ければ良いと言う訳でも無いので、半年に一回位に注油するのがベストだと思います。
自分は、目安として
- 夏シーズンが終わったら注油作業をする。
- 冬のオフシーズンに入る時に注油してタックル整理。
こんな感じにしています。
リールのオイルとグリスの違いとは?使い分けは必要?
リールのメンテナンスでは、オイルとグリスが存在します。
オイルとグリス、似た様な物ですが、使い分けが必要。
そもそもオイルとグリスの違いとはなんなのか?
粘度 | 効果持続度 | 使用箇所 | |
オイル | サラサラしている | 意外とすぐに飛んでしまう | スムーズに回転して欲しい場所に使用 |
グリス | ネバネバ系 | 効果の持続が長い分、回転などに抵抗がある | ギア部などに使用 |
大体オイルとグリスの違いはこんな感じ。
では、リールのどこにオイルを入れて、グリスはどこに注油すればいいのか?
そんな疑問が出てくると思います。
オイルグリスそれぞれの注油箇所を確認していきましょう。
リールのオイルの注油箇所は主にベアリング部
オイルの特徴としては、サラサラしていて回転に抵抗がない事です。
なので、スムーズに回転するべき所に使用するべきですね。
- ラインローラー
- ハンドルノブベアリング
など、基本的にベアリングにはオイルが良い感じ。
先程半年に一回程度と言いましたが、意外とオイルはすぐ飛んでしまうのでヘビーユーザーの方などは、こまめに注油するといいでしょう。
特にDAIWAのマグシールド部への注油は危険です。
と言うか注油しちゃダメです。
マグシールドの機能を損なうとの事…
DAIWA公式サイトにも記載されているので、良く読んでおきましょう。
リールのグリスの注油箇所は?
基本、ギア部など金属同士が接触する様な所に使用します。
- ハンドル軸
- メインシャフト
など…
ただ、やはりメインシャフトなどはグリスを注油すると回転が重くなる感じがあるので、オイルでも良い。
グリスは防水効果もあるので海水が侵入して欲しくない箇所に注油するイメージでいいと思います。
結構人によってはラインローラーにグリスを注油する人も見かけます。
海水が常にかかってオイルが流れ出てしまうのが嫌なのでしょう。
ラインローラー部は、グリスを注油すると稼働が重くなるイメージもありますが、海水が常にかかる部分なので、グリスを注油するのもありかもしれません。
ポイント
- 輪ゴムを人差し指と親指でピンと張る。
- 輪ゴムをラインローラーに押しつけてコロコロ回す。
- うまくオイルが馴染んだら余分なオイルを拭き取る。
リールのオイル、グリスの注油箇所は?
オイル
- ラインローラー
- ハンドルノブ
- ベール
- メインシャフト
グリス
- メインギア
自分がメンテナンス時に注油している箇所は主にこんな所です。
好みによってはグリスでもいいラインローラー
ラインローラーは、海水や砂の粒子などが付着したラインが常に触れている所。
つまり常に海水にさらされていると言っても過言ではない箇所です。
でもスムーズな動きをするべき箇所。
なのでオイル使用推薦ですが、防水効果があるが動きが少し鈍くなるグリスを使うのもありです。
コレはもはや好みの問題です。
定期的にメンテナンスできるならオイル。
防水効果が欲しく、オイルが流れ出る心配があるならグリス。
こんな感じに考えておきましょう。
注意
アジングなどの細いラインを使うリールはオイルを使用した方が良いです。
グリスを注油しラインローラーの動きが鈍くなると、ラインが細く、ラインローラーが上手く稼働しないでライントラブルの原因になります。
スムーズに動いて欲しいハンドルノブにはオイルがベスト。
ハンドルノブの回転がスムーズじゃない場合は感度に直結します。
ハンドルノブにベアリングが入っていない商品もありますが、ハンドルノブはスムーズに動くべき。
ハンドルノブも海水が付きやすいですが、ラインローラーほどではないです。
ハンドルノブは迷わずオイル使用推薦です。
ベールにもオイル使用を。
ベールの稼働部にもオイルを注油する事を勧めます。
ベールは特に注意点は無く、一滴程度垂らし、ベールを動かし、余分なオイルを拭き取りましょう。
メインシャフトにはオイル注油
メインシャフトは上下運動を常にしている部分。
スムーズに動いて欲しく、大きなギアがある訳でもないのでオイルを使用しましょう。
ドラグノブを外し、スプールを外すと出てくるメインシャフト。
メインシャフトにはオイルを注油し、綿棒などで馴染ませれば良いです。
注意
リールのグリス注油。メインギアベアリングにはグリス注油を
ハンドルを外すと出てくるメインギアのベアリング。
メインギアはリールの中でも1番大きいギア。
その大きいギアを両サイドで大きいベアリングで挟んでいて、そのベアリングに注油します。
ここは自分が唯一グリスを注油する部分。
オイルを推薦している人も結構いるようですが、自分はグリス推薦です。
グリスを注油して、巻き心地がもったりするのが嫌で、オイルを推薦するのでしょうが、海水が入ってしまってはマズイ場所です。
海水が混入して中で潮が結晶化してしまうのが1番危険です。なので、自分はグリス推薦。
ですがこちらもDAIWAマグシールド搭載リールには注油しない様に。
マグシールドのマグオイルは他の潤滑油と混ざると効果が出なくなってしまいます。
マグシールド搭載リールのメンテナンス方法は?
DAIWAのマグシールド搭載リールのメンテナンス方法は水洗いだけで良いそうです。
ですが自分はマグシールドでもラインローラー、ハンドルノブには注油しています。
リールメンテナンス時、オイル、グリスの適量は一滴
オイルにもグリスにも適量が存在します。
多ければ良いって訳でも無く、一滴位がベスト。
一滴とは?
スプレー付属のノズルを付け、何もないところでシュッとオイルを出し、先っぽに付いた一滴を塗布する。
写真はグリスです。
ラインローラーやハンドルノブはこの一滴がベスト。
ベールやメインシャフトもこの一滴で充分です。
ただメインギアは一滴だと少し物足りないので一回シュッとやる程度が丁度良いと思います。
リールのオイルとグリスメンテナンスをしましょう!
半年に一回程度、出来ればもっと頻繁にオイルメンテナンスはするべきです。
今回紹介したメンテナンス方法はあくまで自己流ですが今のところ所持しているリールをこのメンテナンス方法を行なっていて、不具合が出た事はありません。
心配な人はメーカーにオーバーフロー依頼を出すのが1番安全!
もしくは自分でオーバーフロー…
結構難しいですが、自分だけのリールを自分でメンテナンスするのも釣りの楽しみです。
オフシーズンにはメンテナンスのタイミングですね!
是非参考にしてみてください。
ではまた。