「シーバス釣りを始めたけどなんだかイカを釣るエギングってのも面白そう!」
「エギングを初めてみたいが、他のロッドを多く持ちたくない!」
「今持ってるシーバスロッドでもエギングは出来るんじゃ無いの?」
「とりあえず続けるか分からないから今持ってるシーバスロッドでエギング試しにやってみたい!」
そんな風にシーバスロッドしか持ってないけどエギングもしてみたいなんて考える事は釣り人なら必ずあるはずです。
釣りにはジャンルが沢山あり、釣るターゲット毎に釣り具が存在します。
ですが、実際のところジャンルの違うターゲットに違う釣り具を使う事は中々難しい物です。
たしかにターゲット毎に特化した釣り具を揃えない限り狙ったターゲットを釣る釣りは出来ませんが、そんなことを言っていたらかなり莫大な数の釣り具を揃えなければいけなくなってきます。
ですが、シーバスとエギングの場合はどうなるでしょうか?
ロッドの長さや投げるルアーの重さなどが似ているシーバスとエギングではタックルを兼用できるのではないか?そんな事が気になってしまう人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな悩みを解決できる記事になっています。
この記事を読んで解決する悩み
- シーバスロッドでエギング出来るのか?
- そもそもエギングロッドとシーバスロッドの違いってなんなのか?
シーバスロッドを持っていてエギングロッドを持っていない人や、逆にエギングロッドは持っているけどシーバスロッドを持っていない人などは兼用出来るの確認してから次の釣り具の購入を考えましょう。
そんな知識を学ぶ事で、釣り具を無駄に買うことなく節約にもつながるでしょう。
シーバスロッドでエギングは出来るのか?シーバスとエギングを兼用出来るか検証。
まずは本題の結論であるシーバスロッドでエギングは出来るのか?という問題ですが、はっきり言って出来ます…
というか、やろうと思えばなんとか出来るって感じ。
実際、当時自分も同じ悩みを抱えていました。
シーバスロッドでエギングがやりづらい理由。
シーバスロッドでエギングやるにはシャクリづらい
エギングは餌木(エギ)という擬似餌を操ってイカを釣る事。
そのエギをエビの様に見せる為にロッドを素早く上に煽ってアクションする事をシャクリなどと呼んでいます。
ロッドをシャクるにはロッドの長さが重要。
特にグリップエンドが長めに作られているシーバスロッドでは非常にシャクリにくい。
グリップエンドとはロッドの末端の所。
ここが長いとシャクる時、服に引っかかったりしてなかなか難しい。
その分エギングロッドはシャクリやすい様にグリップエンドが短めに作られています。
さらにシャクる為には重量も重要で、エギングロッドは軽量に作られていますが、シーバスロッドはなかなか重い。
シーバスロッドでシャクれない事はないですが、かなり疲れるでしょう。
シャクリがメインなエギングはシャクリにくいのは致命的です。
シーバスロッドではアタリが分からない、アタリが取りづらい。
アオリイカのアタリは非常に繊細。
基本はラインの微妙な変化でアタリを取るエギングですが、それはデイゲームでの話でナイトゲームの場合、ラインの変化を見るのは明かりがない限り不可能です。
その時にロッドに微妙に感じるあたりを取れないと、釣果は上がりません。
エギングロッドはイカの繊細なアタリが取れるように穂先がしなやかでアタリが取りやすくなっています。
それに比べてシーバスロッドは種類にもよりますが、大物まで釣れるように竿全体を使ってシーバスとやり取りする作りになっているため、イカの繊細なアタリが取りづらいです。
シーバスロッドとエギングロッドはガイドの作りが違う!
シーバスロッドはルアーを遠投出来るようにガイド径が大きめに作られています。
ガイドが大きく作られているとどんな不具合があるかというと、シャクった時にガイドにラインが絡まったりと、ライントラブルが多くなってしまいます。
釣りをしていてライントラブルはストレスが溜まるし、致命的。
ラインが切れて釣りにならないなんて事も考えられます。
エギングロッドはガイドにラインが絡まない様に工夫して作られているのでエギングには当然エギングロッドが適しています。
逆パターン!エギングロッドでシーバスは出来るのか?
では逆にエギングロッドでシーバス釣りは出来るのか?というか話。
釣具にお金をあまりかけたくないが、色々な釣りを楽しみたいって人向けですが、はっきり言って釣具はさまざまな釣りが出来る万能な竿は無いです!
釣りは魚種1つに対して1つの釣具!って位種類が豊富。
シーバスロッドでエギングするのは、サッカーしに行くのにスパイクを履いていかない様な感じです。
ですが、逆にエギングロッドでシーバス釣りをしようとするのはまだマシ。
エギングロッドのキャスト出来るルアー重量以内のシーバスルアーを投げるのならまだ釣りになります。
エギングロッドはML〜Mの硬さがメインで売られています。
ML〜Mの硬さで投げられるエギの最大号数は3.5号〜4号。
グラムにすると大体20g〜25g程度。
シーバスルアーでバイブレーションなどで重いルアーはありますが、大体25g以内に収まるルアーが多いと思います。
エギの重さについてはエギの号数は何グラム?エギの号数のグラム数、サイズはどんな大きさの事か?で詳しく説明しています。
エギングではエギと言われる擬似餌を使いアオリイカを狙いますがそんなエギは、重さやサイズの表記がグラム数で表記されていなく号数で表記されています。 その為、3号や3.5号などと言われてもはっきり言ってどれくらいの重さかわから[…]
シーバス釣りはシャクる事も無いし基本はただ巻き。
ラインとリーダーをシーバス用に合わせて、エギングロッドでシーバス釣りはハッキリ言って出来ます。
むしろエギングロッドでメタルジグを投げ、シャアジギをして50センチ程のワラサを釣った経験もあり。
なのでそれぞれの釣りに特化する事は出来ないですが、釣具のコストを出来るだけ下げたいと思うなら、エギングロッドは中々万能竿に値するかもしれません。
ですが、専用の竿を使わないで釣りする事は無理な負荷がかかったり、本来の使い方では無い!ということをよく考えながら使用する事を注意してください。
シーバスが掛かったらドラグをうまく使い、竿自体に負荷がかからないようにやり取りし、無理に抜き上げようとは絶対にしない事。
ランディングネットを使用する事。
竿に無理な負荷をかけると竿が簡単に折れてしまって、余計にお金のかかる事になってしまいます。
シーバス釣りをするならば絶対的に必要になってくるランディングネット。 リリースするにしても写真は撮りたいし、手元までシーバスを上げないと釣り上げた事にもならないです。 そんな時に絶対必要になってくるのが【ランディングネッ[…]
やはり、それぞれの釣りに対して釣具を用意するのがベストですが、色々な釣りをとりあえず試してみたい!って人ならまずシーバスロッドを買う前にエギングロッドを検討してみてもいいのではないでしょうか?
シーバスも狙えるオススメエギングロッド紹介!
出来ればエギングロッドとシーバスロッドを用意するのがベストですが、今回はシーバスとエギングを兼用するのが目的なので、シーバス釣りも出来そうなエギングロッドを紹介していきます。
あくまでシーバスが掛かった場合はドラグをうまく使い、無理しない事を条件に!
シーバスにも代用するのであれば長さは8.6フィートがベスト。
対応エギも3.5号までなのでgに換算すると約20g。
シーバスルアーも投げれるし、エギングするにも申し分ないでしょう。
まとめ
ルアーロッドに万能ロッドという物はありません。
そしてそれぞれの釣りに特化したロッドを買った方が絶対に釣りは楽しくなります。
ですが、とりあえずお試しで!って場合はエギングロッドが結構万能ロッドに値すると思います。
エギングロッドでシーバス釣りはできる!
ですがもしロッドが折れてしまって、結局2本買うのと同じほど値段がかかってしまったら意味が無いのでよく考えてから購入しましょう。